さて、ユーロドルのトレードアイデアですが、いよいよ明日から米国は感謝祭(サンクスギビングデー)で連休に入りますね。サイバーマンデーとかブラックフライデー、ブラックマンデー(は、違うか)などの売り上げを反映した、米小売業の指数も気になるところ。
相場も徐々に年末モードになりつつあります。実質的に、今日は11月の最後のトレード日になるかもしれません。年末に向けて相場の動きも少しおとなしめになりがちですので、肩の力を抜いていきましょう。
ユーロドルの環境認識ですが、フェーズ4に入っており、27日あたりから反転上昇する可能性を以前からお伝えしていました。ただし、27日期日の大きなオプションが1.0410付近に控えていること、そして先物もその近辺に集中していることを考えると、勢いよく上昇する状況ではないですね。ですから、焦らずゆったり構えて良いでしょう。私の予測では、上昇の本格的な動きは週明けになるのではないかと思っています。
とはいえ、29日には1.0500のオプションがあり、次の限月のユーロ先物も1.0522近辺です。上昇するとしてもそのあたりが目安になるでしょう。ここでポイントなのがドルフラン(USDCHF)です。ドルフランが風向き的にどうかを見極めながら、ユーロドルの押し目買いを狙う形ですね。具体的には、1.0410でいつもの3割程度のロットを仕掛けて、のんびり構えるのが良いと思います。
トレーダーにとっての本当の難しさ
ところで、トレードって何が難しいかと言いますと、「毎日毎日、淡々とトレードアイデアを立て続けること」なんですよ。意外とこれが一番の壁かもしれません。相場って、まさに脈々と、連綿と続いていくものですよね。一日でも間を空けると、感覚が鈍ってしまうんです。だから、チャンスがあるかどうかに関係なく、毎日15分程度でさっとトレードアイデアを考える癖をつけておくと良い。次の日もスムーズにトレードできますし、相場のセンチメントの微妙な変化も肌で感じられるようになります。
私も昔、こういうことを疎かにして失敗した経験があります。例えば、「今日は疲れたからいいか」と言って、友人と飲みに行って暴飲暴食したり、旅行で数日相場を見なかったり。戻ってみると、何がどうなっているかさっぱり分からない。そりゃあもう、デイトレーダーがロングバケーションなんてやるもんじゃないと痛感しました(笑)。
ストイックであることの必要性
トレーダーって面白いもので、儲かれば儲かるほどストイックにならざるを得ないんですよね。それを楽しめるかどうかが、長くこの世界でやっていけるかの分岐点になると思っています。お金が増えるほどに「もっとシンプルに、もっと規律正しく」と考えるようになる。まるで修行僧みたいですが、それが自然と楽しくなるから不思議です。
最後にもう一度。相場は休むことも大事ですが、怠けるのとは違います。淡々と、今日も明日も、連綿と続く相場にアイデアを出し続ける。モチベーションの維持。それがトレーダーとしての最大の心得だと私は思っています!
では、本日も素敵なトレードを!