【EURUSD/ユーロドル】相場分析20201108 まずは売り狙い。押してくれば買いを狙う2本立てシナリオ

【サマリ】
ユーロドルは米国大統領選挙週のドル安の動きで1.9近くまで上昇。
まずはこの上昇がどこまで続くか注目ですが、次のシナリオとしては1.19または1.2まで上昇してきたら売り、下がってくればそこから買いを狙っていく、で待ちかまえようと考えています。
根拠としては二つ。
・日足で上目線転換していることから基本は上目線で買いを狙いたい
・ただし1.19や1.2という強力な節目まで上昇してきたことで、一度反落する可能性を売りで狙いたい
というものです。

以下、週足から4時間足の環境認識で詳しく考察します。

【詳細】
長期足の確認による環境認識です。

<長期足>
週足
長期足でのシナリオは前回と変わっていません。前回の相場分析(下記リンク)を参照。
スナップショット

<中期足>
日足
コロナショックからの上昇相場における5波上昇(オレンジの波動)に対する調整3波(オレンジABC波動)の調整が一旦終了したと見ています。
それは、
1)もともとC波終点として、最大でA波のFR1.618までを想定していたものの、月足・週足の長期下降トレンドライン(赤の斜線)を割ることなく反発上昇した。
2)上記反発上昇の過程で日足の戻り高値を更新して上目線転換した。
という二つの要素を鑑み、ここから再度大きく下げてA波のFR1.618までの値幅を動いていく可能性は低いと捉えているからです。
むしろ2)で述べたように、日足レベルでの戻り高値更新から上目線転換を経たことで、下げてくれば買いを狙っていきたいところと見ています(緑の波動のイメージ)。

一方で、現在の価格水準は1.19近くまで上がってきているということを踏まえると、
・1.19は日足で見ても過去に上ヒゲをつけて抵抗されている
・さらにその上に控える1.20は9/1に到達して反落したポイントでもある
という状況を考えると、1.19または1.20まで上がってくればそこからの売りも狙っていきたいところです。

つまり、まずは売りのチャンスを狙い、下がってきたら、日足レベルでの上目線に乗じてロングを狙っていく構えで臨んで行こうと考えています。
売りに関しては、日足レベルで上目線の中売り向かっていく逆張りになるので、ドル安の流れが加速して一気に踏み上げられてしまわないように注意したいと思います。

<日足チャート>
スナップショット

4時間足(最上部チャート)
大まかなシナリオは日足で述べた通りですが、直近の動きを4Hで見てみます。

大統領選挙週である11/3からの急上昇で4Hレベルの上昇5波動(青の波動)が完成しているようにも見えるので、そろそろ落ち始めるのではないかと見ています。(すでに1波のFR2.618を超える水準まで上がっている)
もちろん大統領候補の勝利宣言がなされたことを受けて、このままガンガン上がり続けるという可能性もなくはないですが、調整の下げが入るタイミングを見計らいたいところ(それが1.19なのか、1.2なのか)。
日足で解説の通り下げ狙いは日足/4Hレベル双方で上目線の中の逆張りとなるので、あまり長期で保有するイメージではなく、下げ止まってからの反発上昇ロングを狙うのが本命という構えで臨みます。

4Hチャート
スナップショット
Elliott WaveEURUSDTrend Analysis

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