アメリカ国債の10年と2年の利回り差のチャートの月足です。
ローソク足が国債の利回り差です。またSP500をオレンジで表示して、アメリカの失業率を水色で表示しています。
真ん中らへんに2つある白い四角はドットコムバブルとリーマンショックの時期を表示しています。
また赤い水平線は国債の短期と長期の利回り差の0%のラインです。利回り差が0%ラインを上抜けたら10年国債と2年国債での逆イールドが解消されることになります。
チャートに色々載せたので見にくかったら申し訳ないです。
利回り差(ローソク足)と失業率(水色のライン)は過去の相関性が高かったように見えます。
なので今回もおそらく失業率は上がっていくんだろうと予想しています。
逆イールドの解消はFRBの利下げに起因しています。
FRBが「利下げしようかな。」と言い出すからにはアメリカの景気、失業率の予想にそれなりの根拠があるんだろうと思います。
少なくとも過去は当たっていました。
株との比較ではドットコムバブルとリーマンショックの時は逆相関していたと言えると思うのですが1990年ごろの逆イールドの解消の時は株価は大して下落しているようには見えません。拡大すると20%位は調整していそうでした。なので必ず株が暴落するとは言えなそうです。
以上から今後アメリカは景気後退が予想されるので、それに備えて現在はお金が動いている、のか今後動いていくのだろうと思います。
AI投資は今後投資した企業がちゃんと利益を出していけるかは全く目途が立っていないですし、EVに対する期待もかなり下がったんじゃないかと思います。今後の株高の材料も今のところ見当たらないかと思いますし株から現金や債券、ゴールドに移動しそうかと予想しています。