USDJPY(ドル円)分析と来週トレード方針 2023.10.14

【 EBBX概要 】

EBBXでは、指数重みボリンジャーバンド(EBB)の±1σ、±2σが灰色で描かれ、EBBの0σと指数重み1次近似による推定値(e1p)のあいだに色が塗られています。その色分けは0σとe1pの上下関係とe1pが上昇中かどうかにより、赤(上昇トレンド)、青(下降トレンド)、灰(レンジ)です。

EBBXの基本パラメータτは、指数重みの重心です。
上のチャート右下には、τが1M(1ヶ月)で、barの数に換算して252本、続いてσの値幅が2.638円であることが表示されています。

EBBXの性質です。(0σは指数重み0次推定値なのでe0pとも呼んでます。)
1. e1p-e0pは近似直線の傾き(τあたりの値幅)
2. (e1p-e0p)/σは時間とpriceの相関係数
3. priceが+1σ超なら、σ(分散)増加
4. priceがe1p超なら、e1p-e0p(傾き)増加
5. priceが(e0p+e1p)/2超なら、e1p(1次推定値)増加
6. priceがe0p超なら、e0p(0次推定値)増加

【 上チャートの分析 τ=1M(1ヶ月)】

・この2τ強、帯の赤が継続。買い
・この2τ、e1pの周辺を安定的に推移しているが、直近0.4τほどe1pを下回っている。超えられないとジリ貧。警戒しながらの買い
・(e0p+e1p)/2(≒148.6)を明らかに割り込むと帯の色が灰色になります

【 下チャートの分析 τ=1W(1週間)】

・この10τのあいだ、帯は赤と灰で赤が多い
・直近2τほど、赤と灰がほぼ半々。レンジ
・この13τのあいだ、下値も上値も切り上げと言いたいが、直近1.6τほど上値切り上げなし
・τのあいだに2σの逆行が普通にある。1.1(≒0.565*2)円くらいの逆行があっても余裕で耐える必要がある
・日内の細かい変動は0.3σ以下から1σまで色々。
(過去も参照できるように細かいチャートにしましたが、拡大したほうが見やすいと思います。)

【 USDJPYの来週の方針 】

基本的にτ=1Wの±1σのあいだのレンジを想定して買いで参入です。

・-1σ(148.5)まではレンジ相場を狙い、反発を待ってから買い
・-1σより下では買い増しなし
・上昇0.5σ(0.28円≒0.565/2)で1/3清算(-0.5σで買ったポジションでも、一度-1.5σになったら-1σで清算)
・-2σ(147.9)で損切
・1τのあいだ0σ(149.1)を割らなければ上昇トレンド入りを意識する
Technical IndicatorsTrend Analysis

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