レンジ相場(もみ合い相場・ボックス相場)の後のトレンド相場は
逆Cカーブと呼ばれる急激な勢いで変化するトレンドが発生することがあります。
今回のドル円のチャートも逆Cカーブの下降トレンドになります。
そして、上矢印のある所で一つだけ大きな陽線がありますね。
これによってローソク足と移動平均線の間の間隔が狭まりました。
このような変化は逆Cカーブのトレンドでよく起きる特徴的な変化の1つです。
この後の変化のパターンは
①トレンドが継続する。(今回の場合は下降トレンドが継続すること。)
②トレンドが終了する。(今回の場合は下降トレンドが終了すること。)
があります。
この2つのどちらになるのかを判断することは
難しいのですが、とても重要なことです。
その時のポイントは、次のものがあります。
新しく、ゴールデンクロスやデッドクロスをする。(→トレンドが終了に向かうサイン)
トレンドと同じ方向に価格が変化し、高値更新や安値更新をする。(→トレンドが継続するサイン)
トレンドがある状態で、新しくゴールデンクロスやデッドクロスをするということは、
今現在あるトレンドが終了し、次のトレンドに切り替わるときの特徴的な変化です。
また、高値更新や安値更新はトレンドが継続するために必要不可欠な要素になります。
このようなことに注目することで
逆Cカーブの後の急激なトレンドと反対方向の変化が起きたとしても
冷静に対処するための材料が手に入りますよ。