2023年に入り反転上昇続く米国株。
もう強気相場に転換したと見て良いのか、3つの観点から確認してみます。
★1 最安値からの上昇率
弱気相場から強気相場への転換についてのはっきりとした定義はありませんが、
直近の最安値から概ね20%の上昇を持って強気相場入りとみなすという考え方があります。
10/10の週の暫定大底(直近最安値)からは、
ナスダック100 20.3%
S&P500 20.2%
の上昇となっています。
★2 下降トレンドライン(3点以上を結べるもの)をブレイク
3点以上を結べるトレンドラインは信頼度が高いものですが、
ナスダック100 5点を結ぶ下降トレンドラインを上にブレイク
S&P500 4点を結ぶ下降トレンドラインを上にブレイク
★3 高値/安値の切り上がり
10/10の週の暫定大底の次の安値は、暫定大底よりも上で安値をつけて折り返しています(12/19週、12/27週)
つまり、主要な安値が切り上がっています。
また、直近のレジスタンスをブレイクして、高値も切り上がっています。
もう1回ずつ切り上がるとさらに確度が高まりますが、現時点では2022年には見られなかった上への動きが確認できるということです。
以上、3つの観点からのみの判断になりますが、チャートとしては、強気相場に転換しつつあると見られます。
現在の状況では、市場にはまだ弱気論、懐疑論が多いのは無理もないところですし、
いろんな見かたや考え方があるのは当然です。また強気/弱気両方の意見があったほうが良いのです。
強気/弱気がどちらかに一方向に偏ってしまうと、暴騰や暴落相場になってしまいますので。
今回は、「チャートだけ見る限り」では、ようやく「明るい兆し」は感じられるようになったと判断しておきます。
今後は昨年の暫定大底を割らずに高値/安値をさらに切り上げていくかを注視していきます。
個人的には昨年秋〜冬の安い時に仕込んだ株たちの上昇を楽しんでいきたいと思います(^_^)