今回は今年最後の投稿ということで、ドル円の2023円の見通しについてテクニカルとファンダメンタルの両観点からの考察を共有してみたいと思う。 2022年は歴史的に円安が進行した一方で、年末まで後少しというタイミングで突如日銀からYCC(イールドカーブコントロール)の修正が発表されるなど、ドル円にとっては怒涛の一年であった。 この一年を受けて来年はどのような動きが考えられるのか、気になる方も多いかと思うので参考にしていただければ幸いである。 テクニカル チャートはドル円月足である。 ...
今回は少し大きな視点からドル円相場を見ていきたいと思います。 表示しているのは1990年代からの週足です。 1995年から1998年までは3年かけて80円から147円と実に68円も上昇したこともありました。 ただ、近年は日米ともに金融緩和をおこなってきた為、金利差という意味では大きな開きがなくボラティリティは低い状態にありました。 しかし、 アメリカが金融緩和からの転換を明確にした一方で、 日本は連続指値オペや日銀総裁記者会見から更なる金融緩和の姿勢は崩れていません。 つまりアメリカはインフレを抑える為に金融引き締め、日本はインフレが進みつつも景気悪化への影響を勘案して金融緩和を継続していると言えます。 これにより、 円は売られドルは買われる...
右がドル円週足チャート 左がドル円日足チャート になります。 今回は 週足からどこがドル円の上値抵抗になり得るのかを考え つつ、 日足から今後の数ヶ月スパンの値動きも予測 していきたいと思います。 まず週足からわかること ・大きな上昇(円安)トレンドに入っているということ ・次の抵抗線は2015年につけた125.86円であること。 ・このラインをブレイクすると、2003年まで約20年遡り、130円台となるということ。 ...