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決算続伸で先物高

キーポイント:
  • GM、通期業績予想の上方修正と第1四半期の上振れで上昇
  • 米大手自動車メーカー、第1四半期決算を下方修正
  • 先物は上昇:ダウ0.24%、S&P0.33%、ナスダック0.38

米国株価指数先物は火曜日、成長株とチップ株の一部で上昇 し、また いくつかのセクターで好決算が発表され、週明けの 大型ハイテク株決算を前に盛り上がった。

メタ・プラットフォームズ META、マイクロソフト MSFT、テスラ (link) TSLAなど、ほとんどのメガ株成長株は、市場前取引で0.5%から1.3%上昇した。ハイテク大手は今週、四半期決算を発表する予定であり、テスラは火曜日の市場終了後にそのスタートを切る。

一部のチップ株も序盤に上昇し、エヌビディア NVDA、マイクロン・テクノロジー MU、マーベル・テクノロジー MRVLが1.0%~1.4%上昇した。

アップル AAPLは、第1四半期の中国でのスマートフォン出荷台数((link))が19%減少したとの市場データを受け、0.2%下落した。

業績面 では、ゼネラル・モーターズ (link) GM がウォール街の目標を上回る四半期決算を発表し、年間見通しを上方修正したことから 3.4%上昇した。

スポティファイ (link) >は、スウェーデンの音楽ストリーミング会社が四半期収益予想を上回ったことから6.6% 上昇 した。

GEエアロスペース (link) N>は、航空宇宙大手が通期の利益見通しを上方修正し、3.7%上昇した。

ユナイテッド・パーセル・サービス (link) N> は、宅配便会社の第1四半期利益が予想を上回ったことから1%上昇した。

ダナハー (link) N> は、ライフサイエンス企業が四半期利益と売上高予想を上回ったことから 8.8% 急伸。

米国株は先週、中東情勢の緊迫化や、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測をトレーダーが再評価したことで、大きく売られた。

UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのチーフ・インベストメント・オフィサー、マーク・ヘーフェルは、「特に中東で攻撃が続いていることから、さらなるボラティリティが予想されるが、米国株のリスク・リターンの見通しが徐々に改善しつつあることは、テクノロジーの内外を問わず、投資機会を見出すことに重点を置く私たちの姿勢を引き続き後押しすると考える」とメモで述べた。

FRBが好んで使用するインフレ指標である3月の個人消費支出(PCE)指数は金曜日に発表され、中央銀行の金融政策の軌道を確認する助けとなる。

金融市場は現在、利下げ幅を約39ベーシス・ポイントと見ており、年初の約150ベーシス・ポイントから低下している。

データ面では、投資家は開幕直後に 発表される4月のS&Pグローバル総合速報PMIを待つことになる。

米国東部時間午前7時6分現在、ダウeミニ YM1!は92ポイント(0.24%)高、S&P500 eミニ ES1!は16.5ポイント(0.33%)高、ナスダック100 eミニ NQ1!は65.5ポイント(0.38%)高となっている。

他の 銘柄では、チップ設計ソフトメーカーのケイデンス・デザイン・システムズ (link) CDNS が第2四半期の売上高をアナリスト予想を下回ると予想したため、プレマーケット取引で5.8%下落した。

ヌコール・コープ (link) >は、鉄鋼メーカーが ウォール街の第1四半期業績予想を下回り 、6.3% 下落 した。

ロブロックス (link) (RBLX.O) は、J.P.モルガンが収益化の機会が大きいとしてゲームプラットフォームを「ニュートラル」から「オーバーウエート」に格上げしたため、4.1%上昇した。

ヒベット (link) > は、JDスポーツ・ファッション JD.がアスレチック・ファッションの小売業者を約10億8000万ドルで買収する提案をしたため、18.6%急伸した。

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