ウォール街、好決算とメガキャップの支援で上昇

ウォール街の主要株価指数は、成長株とチップ株が上昇し、ゼネラル・モーターズやスポティファイなどの銘柄は、大手テクノロジー企業の四半期報告書を前にした明るい業績更新で上昇 した 。

メタ・プラットフォームズ META、マイクロソフト MSFT、アルファベット .O>などのメガ株成長株は1.4％～2.6％上昇した。テック・メジャーは今週、四半期決算を発表する予定で、テスラ (link) TSLAは火曜日の市場終了後にそのスタートを切る。

チップ 株の上昇も 株価の支えとなり、エヌビディア NVDA、マイクロン・テクノロジー MU、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ AMDは2.5％～3.3％上昇した。

業績面では、ゼネラル・モーターズ (link) GM がウォール街の目標を上回る四半期決算を発表し、年間見通しを上方修正したことから4.6％上昇した。

スポティファイ (link) SPOT は、スウェーデンの音楽ストリーミング配信会社の四半期総利益が初めて10億ユーロ(11億ドル) を突破し、14.1％急伸 した。

GEエアロスペース GE 航空宇宙大手が通期の利益見通しを上方修正し、6.2％上昇した。 (link)

ダナハー DHR は、ライフサイエンス企業が四半期利益と売上高予想を上回ったことから7％ (link) 上昇 した。

一方、ジェットブルー (link) JBLU は、第1四半期の収益が低調だったことから年間収益見通しを下方修正し、17.2％急落した。

「ノースウエスタン・ミューチュアル・ウェルス・マネジメント・カンパニーのチーフ・インベストメント・オフィサーであるブレント・シュッテ氏は、「マクロ環境に関するコメントがいくつか消え、人々は今、収益により注目している。

「決算発表の序盤は、かなり堅調な見通しが続いている。今週は非常に重要で、今後数週間の業績の基調を決めるだろう。

LSEG I/B/E/Sのデータによれば、これまでに決算を発表したS&P500の102社のうち、79.4％がアナリスト予想を上回った 。

さらに、 4月の米企業活動 （ (link) ）は、需要減退により4ヵ月ぶりの低水準に落ち込んだ一方、インフレ率は、投入価格が急上昇する中でも小幅に緩和したとの データもあり、株価はさらに上昇した 。

() 先週、中東情勢の緊張が高まる中、またトレーダーが米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ観測を再評価する中、米国株は大きく売られた 。

LSEGのデータによると、マネー市場では現在、利下げ幅が年初の約150bpsから約43bpsに縮小している。

日本時間午前11時20分現在、ダウ平均 DJIは226.15ポイント（0.59％）高の38,466.13、S&P500 SPXは53.38ポイント（1.07％）高の5,063.98、ナスダック総合 IXICは221.35ポイント（1.43％）高の15,672.66。

S&P500の主要11業種中 10 業種が上昇しており、中でも通信サービス S5TELSは1.7%上昇し、上昇率トップだった。

その他の銘柄では、JDスポーツ・ファッション JD.がアスレチック・ファッションの小売業者を約10億8000万ドルで買収する提案をしたため、ヒベット (link) HIBBが19.1% 急騰 した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄が値下がり銘柄を5.56対1、ナスダックでは3.28対1で上回った。

S&P指数は52週高値更新9銘柄、安値更新1銘柄、ナスダックは高値更新30銘柄、安値更新64銘柄。