7人の侍とスプレッドボリンジャー
先週は日経平均株価が史上最高値を更新しましたが、それに先立ち某外資系証券会社が日本の株式市場を牽引する7銘柄を発表しました。皆さんもご存じのことと思いますが、米国株を代表する7銘柄「マグニフィセント・セブン(荒野の7人)」の日本版に当たるそうで、その7銘柄の名称は「7人の侍」!! 具体的な銘柄は、半導体関連銘柄から4銘柄(SCREENホールディングス(7735)、アドバンテスト(6857)、ディスコ(6146)、東京エレクトロン(8035))、その他には、トヨタ自動車(7203)、SUBARU(7270)、三菱商事(8058)の大手3社。
※ちなみに、米マグニフィセント・セブンは「GAFAM」5社に加え、電気自動車大手テスラ、半導体大手エヌビディア。
そこで、今回は、「7人の侍」についてスプレッドボリンジャーを使った検証結果をご紹介します。
今回も代表的な米株指数を取引銘柄との比較指標に使います。スプレッドボリンジャー戦略は逆張り、比較する米株指数に対して日本株が割安になったところで買います。この考え方は前回までの投稿のとおり。
結果ですが、「7人の侍」全ての成績を示します。なお、評価はプロフィットファクターで行います。
※プロフィットファクターについては前回の投稿をご覧ください!
<プロフィットファクターで見た7人の侍の成績>
■SCREENホールディングス(7735):1.691
■アドバンテスト(6857):1.676
■ディスコ(6146):1.722
■東京エレクトロン(8035)1.367
■トヨタ自動車(7203):1.793
■SUBARU(7270):1.357
■三菱商事(8058):1.161
一応、全銘柄でプラスの成績。成績が抜けた銘柄はありませんでしたが、全体的に安定した成果が出ているようです。そして、今回の米株価指数以外にも比較銘柄候補が浮かびます。毎度述べていますが、日本株と米国株は密接な結びつきがありますので、皆さんも色々と考えてみてください。今回の結果も米国株、日本株が上昇相場であることも後押ししているでしょうが、スプレッドボリンジャーという単体のインジケーターだけでも良い成果が出ました。