最小抵抗ラインのプレイクアウト戦略に関する考察ジェシーリバモアが提唱する最小抵抗ラインのブレイクアウト戦略の実例を踏まえて、
説明したいと思います。
■最小抵抗ラインとは
公式な定義があるわけではないですが、こちらは、以下のように定義します。
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中期足における重要な節目をブレイクアウトした後、中断持ち合いのレンジ上下下限である
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※中期足とは、ご自身が方向性を見定めるもので結構です
※最小抵抗ラインの付近にそれ以外の大きな節目があれば、
レンジ相場の可能性が高く、トレードしないほうが良いと思われます
■最小抵抗ラインブレイクアウトをトレードするメリット
①中断持ち合いを経てからこそ、V字回復のような急な値動きが少なくて、安定的である
②ブレイクアウト失敗となった場合、レンジの半分程度の幅で損切りすれば良いから、
リスクリワードも良い
■株式トレードにおける補足
・陰線に出来高が伴わなくなると、売りの圧力が弱いということ → 最弱抵抗線は上
・陽線に出来高が伴わなくなると、買いの圧力が弱いということ → 最弱抵抗線は下
・出来高が増加しながらの陽線が出ると、買いの圧力が強いということ → 最弱抵抗線は上
・出来高が増加しながらの陰線が出ると、売りの圧力が強いということ → 最弱抵抗線は下
ただし、為替や商品などの場合、月足レベルのレンジ相場となる銘柄もあります。
どこにいてもレンジ内のような状態だと、その手法は適さないと思われます。
■実例解説
①株価は週足200EMAを超えた後、中断持ち合いのレンジ上限をブレイク
②節目らしいものは非常に遠いから、十分すぎるほどのリスクリワードがある
③日足を見てもきれいな上昇トレンドのため、より安心できる
以上、よろしくお願いします。