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4431スマレジ テクニカル&ファンダメンタル分析

ロング
TSE:4431   スマレジ
■テクニカル分析
通貨供給量が増加し、行き場のない資金が株式市場に流れ込んでいる。一般投資家の資金も多く流れ込んできており、日経225やダウ/ナスダック/S&Pの水準はコロナ前にも迫る勢いだ。
値動きのストーリーを3パターン想定している。1.11月の大統領選まで株価は上昇を続け、エリオット5波(4435円付近/FE261.8相当/上場来最高値)までは価格も上昇する 2.直近の安値2520円付近まで下がり、上場来最安値の2320円を試す展開 3.歴史的な株価大暴落によって、2320円の安値も突破する。1、2の場合は、リスク:リワード=1:1.5-2以上、下値が堅い、優位性が高い局面があれば、エントリーを狙っていく。3の場合は底打ちのタイミングを見計らって、分割で現物の長期ホールドを考えてもよいとする。1、2の場合は相場全体の流れによっては直近安値を強く下抜けていく可能性があるので、長期のホールドではなく、ある程度の利益になればポジションはクローズすることとする。
上場後、下降を続け、上昇してきた局面でコロナショックがあり、2435円と上場来最安値に迫る勢いとなるが、その後、金融緩和の影響もあり、株価は持ち直すが、上場来最高値の更新には至っていない。

■ファンダメンタル分析
クラウドPOSを展開。サブスクリプション型/ストック型/Saasビジネス。2013年にはじまったリクルートの展開するAirレジが競合。
2010 年に株式会社プログラムとしてスタート。2016年に株式会社スマレジに社名変更。当初はWEBサービスの企画設計でデザインなどを主な業務としていた。
創業者はデザイナー。グッドデザイン賞を2013年に取得。UI(ユーザインターフェイス)・UX(ユーザエクスペリエンス)/多機能(業務効率改善につながるシステムの統合)に強味。
元々電機メーカーが作ってきた市場で、レジの市場は飽和状態だった。そこに余地を感じ、ビジネス開始。
当初は有料プランのみだったが、フリープランも開始し、それがきっかけで有料プラン契約の顧客数が増加。有料店舗率が20%弱に。4000-15000円と幅のあるプラン。
時価総額約240憶 PER:68% ROE17.96% PBR:11.2% ROA:14.99%
直近の決算内容 売上:32.49億(前年比64.4%増) 営業利益:7.51憶(前年比74%増) 
株主構成:機関投資家等14.6%/役員67.9% (2020/4現在)内部留保の確保を優先し、無配当とする。

〇スマレジのマーケティング
ターゲットは77万店舗、目標シェアは30-40%。大規模/中規模/小規模に顧客を分類、2-39店舗を保有する中規模ユーザがターゲット。現在のシェアは2.1%(2020/4現在)
POSレジ市場は1社独占によるスケールメリットが考えにくいので、独占市場ではなく、競争市場である。
レジを入れ替えるタイミングがポイント。開業率5.6%から年間43000店舗が新規開業しているとすると5000-10000店舗の獲得を目論むことに。

〇現状と今後の展望
消費増税、軽減税率関係、補助金の後押しもあり、特需があった。今後、POSシステムの入れ替えの必要性/必然性も増えてくるか。
解約率0.9-0.82-0.62%と推移。新型コロナの対策として、前年同月比50%未満の顧客:利用料30%オフ 30%未満の顧客:無料
EC連携、セルフレジ、デリバリー、テイクアウト分野での行動変容にも対応していきたいとする。

〇特徴的なサービス
スマレジショールーム(2時間の予約制プラン)を展開。当事者ニーズや課題を探るため、屋台をはじめる予定。
スマレジ会、スマレジ4.0(プラットフォーム)、スマレジinside(投資家/株主向け広報)
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