米連邦準備理事会（FRB）政策当局者らは水曜日、引き締めバイアスを維持しながら金利を22年ぶりの高水準に引き上げる構えで、年内にさらなる措置が講じられる可能性が高いことを示唆している。 米連邦公開市場委員会（FOMC）は金利を4分の1ポイント引き上げ、5.25％─5.5％の範囲とする見通しで、過去16カ月で11回目の利上げとなる。 ７月の利上げは、金利が時間の経過とともにインフレ率を目標の２％に戻すのに十分高いと考えられる水準に近づいたため、利上げペースを鈍化させることを目的とした６月の一時停止に続いて行われた。 それでも、パウエル氏と他の政策当局者は毅然とした態度を示し、物価のさらなる急騰を避けるために必要であれば再度利上げするという選択肢を残しておきたいと考えている。 ＩＮＧ銀行の首席国際エコノミスト、ジェームズ・ナイトレー氏は「インフレは減速しているが、ＦＲＢにとって十分な速さではない。雇用市場が引き続き堅調なことから当局者らはチャンスを狙っていない」と述べた。