4か月間の月足高値切り下げの流れでありますから、現在値は絶好の売りチャンスであります。
しかし、市場毎のボラティリティの変動や、イベント関連による急騰が発生すると切り上げまでの値幅はほぼありませんから、
注意が必要です。
★今後のイメージ
①=月足切り上げ
過去の値動きを見ると、月足の高値が切り上げた際には一度下落する事が多く見える通貨です。
要するにストップ狩りのような値動きになります為、
切り上げ後は、一旦、押し目を待ってから買いに転じた方がよろしいでしょう。
②=月足切り下げ
要するに、先月(4月)高値更新に失敗すると下落していくような流れになりますが、
買い方はまだ諦めてくる程の値動きとなっておりませんから、
修正波を帯びた形状になりやすいかと思います。
修正波は、トレーダー殺しと揶揄される程、損切の連鎖を引き起こすので注意が必要です。
個人的には、これまでの流れを尊重していくトレードスタイルですから、売りで勝負してみたいと思います。
損切りも先月高値と極力値幅を抑えられますので。
★ファンダ的要素
米国の指標がことごとくネガティブな結果が続いております。
又、オーストラリアの小売売上高が急騰しておりますので、ポジティブに行きたいところです。
ですが、市場に於いては、織り込みという言葉がありますし、世界的に蔓延しているコロナの影響が相場の
基本主体です。
直近は駆け込み需要による経済指標の回復も予想される為、慎重に見ていかなくてはなりません。
政策金利も足並みを揃えている以上、どこかの通貨が優位性を持って牽引していくのは考えづらいです。
しかし、コロナの影響により、米国の金利引き下げ、或いはマイナス金利導入等の事態が起きてくれば、
ドル売りになります。
又、JPY買いは政府の外貨準備高(※日本の対米ドル資産)の増加傾向がありますので、
対円に対するドル買いが助長される事により、必然的に、欧州通貨が買われてくるでしょう。