T-Saito

強い変動を利用して短期的に利益を得るための考え方

教育
BITFLYER:BTCJPY   ビットコイン/日本円
載せたチャートはBTCJPYの1時間足チャート。
赤いトレンドラインは、日足レベルでの三角持ち合いを規定するラインである。
明確な三角持ち合いができていたので注目していた方が多かったのではないだろうか。

たぶん三角持ち合いを下抜けるだろうな~と思いながら見ていたが、
案の定下抜け。そして短時間で比較的強い下落が発生した。

こういう強い値動きを見つけた場合、手を出さないのもありっちゃありだが
稼いで行くには勇気をもって手を出すことも必要だ。
私なりの考え方を紹介したいと思う。

画像にポイントを記載してあるが、一つずつ解説していく。

①は、三角持ち合いを下抜け後、急落している状況である。
この急落を見て安易に追随するのは良くない。
なぜならエントリーした瞬間に逆行しはじめることもあるからだ。
ギャンブルになってはいけない。
急落している間は
「買った人がロスカットくらってるな~。かわいそう~」
「初心者が新規で追随売りしてるな~。そんなに売ってると踏み上げられちゃうよ~」
などと思いながらチャートを静観しよう。

②は戻り(=プルバック)の様子である。
このとき、どこまでプルバックするかを注視する。
買いたい人が多いほどプルバックは強くなるが、
下落が継続していくときは急落幅に対して
2~3割程度のプルバックで止まることが多い。
(いわゆるフィボナッチの23.6%戻し、38.2%戻し)
しかし50%以上のプルバックになると下落が続かずに
上昇転換する可能性も高くなってくる。

初めの三角持ち合い下抜けの初動がかなり強い場合は
下落が継続することを見込んで2~3割程度の
プルバックの時点でショートを仕掛けるのもありだ。
ややギャンブルにはなるが、タイトにストップを
置けるのでリスクリワードは良くなるし、小さめの
ロットで入ればさらにリスクを抑えられる。

④において下落が再開した時に、下落の勢いを注視する。
④である程度の勢いをもって下落再開した場合は下落継続の
可能性がけっこう高い。
しかし、下落に勢いがなくダラダラした下落の場合は
売り圧力が弱いということになる。その場合はWを描くような
感じになって上昇転換することもある。

⑤において直近安値まで返ってきた時に反発するか下抜けるかを注視する。
ここで反発されるようだとやはりWを描いて上昇転換
する可能性が出てくるが、下抜けるようであれば下落継続と見る。

⑥で下抜けを確認してから売りで入れば高めの勝率を見込むことができる。
なお、上位足での重要な節目が近くにあるかどうかも重要だ。
仮に節目が近い位置にあるとすると、そこで
下落の進行がストップする可能性も十分考えられる。
上記のチャートだと、3,000,000円という心理的節目までは
多少距離があるのでエントリーしやすい場面だ。


以上が私の考え方だ。
個人的には④、⑤あたりでエントリーすることが多い。
ちなみにこういう短時間で強い値動きが発生している
時はトレーダーたちのストップロスを巻き込んでいたり
欲望に突き動かされて衝動的にエントリーしている
トレーダーが多いので、移動平均などのテクニカル指標は
全くあてにならないと私は考えている。
予測はせずに、ローソク1本1本の値動きから市場の息遣いを
感じて柔軟に対応することが重要だ(それが難しいのだが…)
免責事項

これらの情報および投稿は、TradingViewが提供または保証する金融、投資、取引、またはその他の種類のアドバイスや推奨を意図したものではなく、またそのようなものでもありません。詳しくは利用規約をご覧ください。