今週の振り返り

今週は高値・安値切り下げの下落でした。12月26日に反発の天井を迎え、6,113の水平線を上回ることができませんでした。この水平線はディセンディング・トライアングルの下値ラインでレジスタンスラインになりやすいと12月に言っていた場所で、そのとおりの動きになりました。フィボナッチ78.6%戻しで反転しているのもまだ強気な動きになっていない証左でしょう。

レジスタンスで跳ね返されたことで、S&P500先物は三尊天井を形成中です。左肩は11月11日の高値6,126.7、頭は12月6日の最高値6,184.5、右肩が12月26日の高値6,107.5で右肩下がりの三尊天井パターンですね。安値も右肩下がりで調整局面ですが、右肩は休暇シーズンの薄商いで崩れている形です。

短期的には調整局面で三尊天井が完成するか否定するか次週以降の値動きが注目されます。安値は75日出来高加重移動平均線を下回ってるが、出来高が多い価格帯ゾーン(黄色の長方形・上段)でサポートされ、上に戻る動きを示しています。

この休暇シーズンの値動きで判断することはできないが、今のところは安値は底堅く、上値は伸びるほどの買い圧力もない状況でレンジ相場です。

出来高加重移動平均線で見ると、7日と21日出来高加重移動平均線は下向き継続で弱気な動きが続いています。75日出来高加重移動平均線は上向きなので、75日出来高加重移動平均線付近で反発して上回る動きなら、再び上昇を目指していく可能性があるでしょう。

次週のシナリオ
①上昇する場合

次週上昇し6,113の水平線を上抜ける場合は、ダブルボトムの完成で6,184.5を上回る最高値の更新が次の動きとなります。水平線で反転や下回る動きだと買いが弱くもう少し調整となるのでしょう。

②下落する場合

再び75日出来高加重移動平均線を下回る値動きになる場合、まずは5,825~5,870の出来高が多い価格帯ゾーン(黄色の長方形・上段)でサポートされるかトライ。

上記を下抜ける場合は、下段の長方形ゾーンが次の値止まりポイントとなる。
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