先週ユーロ圏のコロナ拡大のニュースから軟調に推移していた世界株式が今週大きく動きました。
11/27金曜日朝に伝わった、南アフリカ変異株のニュースから、まず日本市場がネガティブに反応、日中先物は900円を超える下げに。
為替はリスクオフの円買い、リスク通貨であるオージー、ポンドが売られました。ずっと下げてきたユーロは反発。
コモディティーは週明けから金が高値を売り込まれ、大きく下落し週末に戻しかけていましたが、金曜日のアメリカ市場で現物株が売られる展開と同時にまた急落という展開に。
原油は各国が備蓄している原油の放出といったニュースから上昇がピークアウトしていましたが、コロナ再燃による需要不足懸念からか急落する展開になりました。
また債券は買われ、急上昇していた米国債10年ものの金利は一気に低下。株などのリスク資産から安全資産である債券にお金が流れた形になっています。
今週はアメリカ市場が、木曜日が休場、金曜日が半日取引ということで、取引量が少ない事が事前にわかっていたため、多くの投資家が今週末来週明けは、動かない相場とその後のボラがある相場を予測していたのではないかと思います。その流動性がない2日間の間に、世界経済停滞の原因となる変異株のニュースが伝わり、急激な動きに繋がったと推測されます。
週明けのマーケットが今週の反動でリバウンドするのか、週末に変異株について多少ポジティブなニュースが出てリバウンドがあるのか、まだわかりませんが、チャートの形が大きく変わってしまっていますので、まずはテクニカル分析をしっかりして、ファンだによる影響を週明けから確認していきたいと思います。
週明け月曜日の状況を織り込んだチャートを見ながら、毎週火曜日19:00から行っているライブ配信で、また解説を行ってまいります。
※解説で表示しているインジケーター(EMA)をプレゼントしていますので、先週行った3日間のセミナー動画を見られた方は申請してください。
毎週火曜日のライブ配信と週末の動画配信の内容がより理解しやすくなり、配信と同じインジケーターを使っての取引が可能になります。