【概要】
ユーロドルは、今年7月に急上昇し8月も高値・安値を切り上げる綺麗なチャートを形成、9月1日に2019年&2020年の最高値1.2011を付けました。
その後は高値を1.1917に切り下げての下落基調となり1.19〜1.16のレンジで推移しています。現在は1.19手前というレンジの上限に近い場所に位置しています。
【オプション】
ユーロドルの今後の動きとしては、チャートにある通り以下の3点を想定しています。
(1) 1.2011を越えて上昇
(2) 1.20 (もしくは1.19) と1.16のレンジ、1.16まで下げて1.20 (1.19) まで戻す
(3) 1.1602を越えて下落
【選択と理由】
上記(2)を前提としたポジションを取っていきたい思います。
理由としては、金融相場は今後も続くとしても、年内はもう追加景気刺激策が出せない状況にあるため、リスクオフのドル買い (これまでの巻き戻し) が一旦発生するのではと感じています。
また、先週1.16台に落ちた時のような新型コロナによる経済不安はまだユーロにはあり、ワクチンが行き渡るような環境にならない限り1.20を明確に越えていくことは難しいのではないかと考えます。
とはいえ、PMIは悪い数字ではなく大きく1.15台にまで落ち込むことも無いのではと思います (CFTCポジションのユーロロングの問題もありますが)。
【ポジション】
今週前半1.19〜1.20間でユーロドルがポンドの動きなどに連られて一時的に急上昇した際にショートのポジションを取っていきたいです。
損切りは最高値の1.2011の少し上あたり (一旦ちょっと越えてから大きく下落することがある) に設定します。
利確は1.16前半に半分ほど、残りは1.16の節目を割るかどうかを見極めた上で、急反転が起きた時点で確定させようと考えています。
【留意点】
ただし、これまでの上昇パターンのように、急上昇してから落ちずに揉んでそこを踏み台に再度の急上昇を繰り返し、節目を越えるまで上げ続ける、といった上げが見られる場合、ポジションは取らずに様子見をする可能性もあります。
この場合、1.2011を越えてからそこで立ち止まれるかどうかの動きで、ショートポジションを持つかどうかを判断したいと思います。
【結果】