ユーロドルのシナリオ ドル高もいったん落ち着くか可能性もある

感染状況が良くも悪くもならない中で、欧州各国は、経済の正常化を進めている。


引き続き、国によって様相が異なっており、コロナ感染の先行きは不透明といえる。

ワクチン接種の対象範囲の拡大や追加接種が始まると同時に、イタリアのように、ワクチン接種等の証明書の携帯・提示を義務付ける動きも出てきた。

同様の動きが、欧州全体に広がるか注目されデモなどによる経済ダメージがネック。


コロナ感染の影響も受けた供給サイドのボトルネックにより、生産活動は停滞し、価格も上昇している。

消費活動を含めて冴えないデータも多い。

短期的には、年末にかけて景気減速とインフレ率上昇が共存するとみられる。

ECB等が想定するように、インフレ圧力の上昇は一時的で2022年に入って鈍化するか、見極める必要がありそうではあるがこのままだとインフレは加速する。


マインド悪化を通じて実体経済の減速に拍車をかけて、アメリカ同様いわゆるスタグフレーションに陥るリスクがある。

いまのところ企業マインドは堅調であり、消費者マインドは冴えない。
EURUSDTechnical IndicatorsTrend Analysis

他のメディア:

免責事項