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ドル円の動向と世界経済の関係

FX:USDJPY   米ドル/円
ドル円は109年代後半まで
上昇した後に
106円台まで下落しました。
足元では1ドル107円台を中心とした
値動きが続いています。
市場では109円80銭台まで上昇し
節目の110円に迫りましたが
大台手前で反落転じ1時106円台半ばまで
値を下げました。

米国の一部地域で新型コロナ感染拡大
第二波の懸念が強まったことに加え

FOMC米公開市場委員会で
米国経済の先行き懸念を強調したことから
米株が急落NYダウは1800ドルを超える下落
ナスダックは10,000ポイントに到達後に反落する形となりました。

株安に連れ安となる形でドル円も
値を下げる展開となりました。

新型コロナ感染の脅威は依然として続きますが
各国政府中銀による強力な
金融財政政策や先進国を中心とする
ロックダウン都市封鎖の段階的解除を受け
景気回復期待の高まりなど
雇用金事業を中心に
足元の事前予想ほど悪化していないことや
さらに原油価格が持ち直してきたことなど
株価に有力な好材料が多くなっています。

エフオーエムシー後の米国株の急落は
相場急進の反動安の側面が大きく
むしろFOMCによる無制限の資産買い入れや
実質ゼロ金利の長期間維持など
予想以上にハト派的な方針は
投資家にとって安心材料につながると予想。

こうした状況はリスクオンの
円安の流れをもたらしやすく
ドル円のサポート材料になることが見込まれます。

一方FRBの協力な資金供給策は
ドル安圧力の上昇を通じて
ドル円の上値を抑える要因にもつながりやすく
ドルの総合的な強さを表すドル指数も
5月半ばから大きく下げている状況。

106円から109円台を中心とした
レンジ内の
展開に落ち着くものと見ています。

ただし米国等の一部地域で見られる
感染拡大第二波や米中対立の激化懸念が
強まった場合、106円下回るような
一定の円高リスクが伴うと予想。

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