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先週の値動きと来週の相場

ロング
FX:USDJPY   米ドル/円
【今週の結果(週足)】
(1)ドル円は中規模の陽線で確定。週後半一時150円に乗り上げる展開もあったが、すぐ戻された場面があった。今週5カ国の総裁らの会合で米の利上げの可能性を示唆させたものと日本のYCC修正の警戒の剥落により引き続きドル高の環境となった。150円は心理的節目及び、昨年行われた為替介入の高値である。
(2)米国債は短・長期ともに中規模の陽線で確定。短期金利は5%目前の4.9%で確定。逆イールドは引き続き継続だが着実に金利は上昇。政策金利上昇懸念を織り込んでいる。
(3)ドルストレートは全体としてピンバーの形で引けている。6月最終週であることと第二四半期末ということもあり、方向感が出ずらい週であった。しかし、豪ドル/米ドルに関しては陰線で確定。豪中央銀行の緊急利上げからの利確の波が反映されているか??
(4)クロス円は小規模の陰線で確定。月末であることが大きく反映されたか。また、円安でどの通貨でも続伸だが、高値警戒感がどの通貨でも懸念される。引き続きYCCの継続で円高の気運はなく引き続き円安の模様。
(5)株 米株(S&P)は中規模の陽線で確定。月末リバランスで陰線を確定させたのち包み足の陽線で確定している。株に関しては引き続き強気の買い姿勢があり、利下げ懸念がみられだしたときにうまく対応したい。
日株(JPN225)は中規模の陽線で確定。リバランスの大きな売りの後押し目で買いが入っていることを考慮すると株は堅調な伸びがある。米金利懸念がある中でこのような伸びを考えると将来の利下げを考慮した長期保有の線も考えられる。AI市場の拡大も背景にある。
(6)原油は短めの陽線で確定。引き続き70ドル近辺で落ち着いている。
(7)金はピンバーで確定。金が変われる要因は今のところ考えられないが、大きな下落はない。

【来週の見通し】
新しい月となる今週は米雇用統計を金曜に控えている。予想は22.5万人と大きく減らす予想だ。先月の米の利上げ見送りの影響がどう出るのか。そして、来月のFOMCの利上げ懸念に直結する経済指標であるため金曜までに手じまいしておきたい。
先週の火・水で行われたECBフォーラムで改めて各国の金融見通しが明らかになったが、それが堅調に出る週であると思われる。米・EU・イギリスの利上げ懸念、日銀の円安継続、イギリスの異常なインフレ警戒など。クロス円の高値掴みに警戒しつつ押し目を狙いたい。ドルストレートは各国利上げで目線は統一されているので狙うのであればドル円か?
堅調な株を長期保有目的で狙うのもありかと思われる。年内の利下げは微妙なラインになってきたが、利上げ懸念は昨年ほどない。資金をコツコツ入れるものありか?
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