FX:USDJPY   米ドル/円
先週のJPYのファンドのポジション動向ですが、145.57円近辺で小口、大口、レバレッジファンドはロングとショート増加となっており、アセマネはロング減少、ショート増加。
ネットポジションを見ると小口はネットショート拡大、大口は先週からほぼ変化なしとなっているもののネットショートに偏っています。レバレッジファンドはネットショート縮小、アセマネはネットショート拡大。

レバレッジファンドのみネットショート縮小となっており、その他のファンドはネットショートを維持、もしくは拡大させていることから相対的には円ショート、つまりはドルロングバイアスが強いということが言えるでしょう。但し、これまでの傾向を見るとアセマネがこの近辺までネットショートに偏ると一旦はドル円も上値が重くなり失速したことが過去に何度もあるので、高値から積極的に追っかけて買っていくと引かされる可能性があります。

日足のエリオット波動ですが、価格自体は先週から大きく動いていないので基本はエリオット5波目形成中と見ており、このまま順当にいけば148円台後半~149円あたりを目指していく可能性が高いのでは。

4時間足ではダイバージェンスが解消されている一方で、日足ではダイバージェンスが出現しており、20日移動平均線乖離率も過去に何度か意識された上ザヤ水準に到達していることに加えて、日銀が1回目に介入を行ったポイントまで到達していることから高値警戒感はあるので、押し目買いを検討するのであれば、144.05~145に引き付けて下値が固いようであれば買いを検討するのが良さそうです。もし、下落の勢いが強いのであれば142.45~143.55に引き付けて買いを検討するのが無難そうです。

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