ドル円
8:37 2017/12/24
ドル円のポイント
・30分足±2σでラリー。ほとんど値動きがない様子
・木曜日の高値も安値も更新できず日足レベルでは方向感がなさそう
・4時間足5MA～+2σのラリーが崩れ、+1σも下抜けている
・とはいえ、大きな陰線で一気に+1σを下抜けたようでもなさそう
・米10年債利回りが日足バンドウォークのよう…
ドル円の予想とトレード
・週明けは大きな値動きはないような気も…
・基本的にトレードは様子見で…
・日足のダイヤモンドパターンが否定されるような113.7-8円もしくは112.5-6円を抜けるならばついていきたい
・株価指数も大きな値動きは期待できず、元気に動いている米10年債利回りが唯一のヒントか？？
閑散相場というイメージが強かった一日だったように感じました。木曜日のNY時間から30分足レベルでも値動きが全くなく、30分足バンド±2σのラリーに徹しているようでした。昨日は米指標が多かったですが、ほぼ反応がなかったでした。NY時間の午後あたりから、それまで堅かった113.3円を下抜けましたが、大きく下落させることができませんでした。
日足を見ると、木曜日の長い上ヒゲの高値（113.63円）を更新することができず、二日連続で陰線となっています。しかし、安値更新というわけではないので、まだ方向感は感じられません。日足レベルでは、あまりヒントにはならなさそうに思いました。
4時間足を見ると、20日から続いていた5本平均線～+2σのラリーが崩れ、自分の意識していた+1σも下抜けてしまっています。とはいえ、大きな陰線で上昇トレンドを一気に否定するようなインパクトもありません。どちらかというと、このまま値動きもなく、ゆっくりヨコヨコで25本平均線を待つような感じに見えます。こういう時は様子見た方が無難のように思いました。
おそらく、週明け月曜日は大きな値動きがないと思っていますので、トレードはしないつもりです。しかし、自分のイメージしているダイヤモンドパターンが崩れだしたときはついていきたいと思っています。具体的には、オレンジの点線であり、4時間足±2σである、113.7-8円もしくは112.5-6円付近をしっかり抜けて4時間足がバンドウォークするようであれば、その方向についていきたいと思いました。正直なところ、この点線ラインは今年に抜けるとは思いませんが…
ダウ３０も、ほぼ値動きがありません。4時間足バンドも収縮してしまい、値動きがほとんどありません。ただ、一つのポイントである5日平均線（現在24762ドル）は死守したようです。25000ドルという節目も意識されているのか、18日高値（24870ドル）を超えることができません。年内は方向性はないかもしれません。
日経２２５もダウ３０同様に値動きがほとんど見られませんでした。日経２２５は4時間足だけでなく、日足レベルでもバンドはヨコヨコになっています。日経は23000円を上抜けることができません。しかし、5日平均線（22864円）は死守されています。日経も年内は方向性はなさそうに思いました。
米10年債利回りは、金曜日が短縮取引のもあるのか大きな動きはありませんでした。相変わらず、日足+2σ（2.48%）を上抜けたままで、勢いある上昇トレンドには変わりありません。ただ、週足+2σ（2.49%）付近で引けたことから、来週は週足レベルでバンドウォークするのか、はね返されるのかが最大のポイントになるかと思いました。
株価指数は、大きなニュースがなければ、年内はもう値動きは乏しいのかもしれないと思いました。しかし、ダウ30の25000ドル、日経225の23000円という重要なポイント付近に位置しているのは間違いないのでは？と思っています。何もなければ、このポイントは来年に持ち越しかもしれません。唯一大きく動いているのが、米10年債利回りで来週もこのまま堅調を維持するのであれば、これまでの流れが変わり上昇トレンドに転じる可能性も考えられます。要注意した方がいいと思います。そして、この利回り上昇にドル円がついていくのかも注目です。最近の米10年債利回りとドル円が相関していないようなイメージがあるので、しっかりと確認したいと思いました。
ダウ３０
日経２２５
米10年債利回り