ドル円
22:07 2017/12/04
ドル円のポイント
・週末のニュースで大きく上窓
・日足バンドが下向きからヨコヨコに？
・フィボ50%、日足25MAを今のところしっかり上抜け
・4時間足は金曜日NY時間を考慮しなければ5MA（+1σ）～+2σのラリーか
・ダウ30の勢いのある上昇に対して、日経225は方向感が見られない
ドル円の予想とトレード
・日足25MAを上抜けて引ければ、114円台に向かって進むかも？
・日足引けを確認して113円をキープしていれば追っかけロングを…
・4時間足のラリーを想定して、112.6-7円付近が押し目買いポイント
・4時間足+1σを下抜けるのなら両建てでショートも…
・両建てしているのなら、日足の引けで勢いを見てどちらかを撤退
週末のポジティブなニュースによって、久しぶりの大きな上窓で週明けをオープンしました。窓を閉める様子も今のところなく、ニュースを好感しているように見えます。
日足を見ると、先週までバンドの5つのラインがすべて下を向いていましたが、だんだんと角度が緩くなりヨコヨコになりつつあるように思います。これから少しの間は値動きの方向感が見極めにくくなるかもしれません。
11月6日高値（114.73円）と11月27日安値（110.84円）のフィボナッチ50%戻しでもあった25日平均線（現在112.82円）を今のところしっかりと上抜けています。この25日平均線を上抜けたまま日足が引けるのであれば、全戻しとまではいかなくとも、日足+2σ（現在114.81円）付近を目指すのかもしれません。もし113円台をキープして日足が引けるのであれば、追っかけでロングを考えたいと思いました。
4時間足を見ると、金曜日のNY時間の騒動を考えなければ、5本平均線もしくは+1σ～+2σのラリーになっているように見えます。結構、上昇の勢いは強いようにも思います。
これではショートは難しそうで、押し目買いを考えたいと思います。ラリーを想定していますので、5本平均線（現在112.71円）、+1σ（現在112.66円）付近が押し目買いポイントと思っています。現在5本平均線も+1σも近くに位置しているので、ポイントは112.6-7円でしょうか…
ただ、4時間足+1σを実体で下抜けるのであれば、日足25日平均線を下抜けることにもなるので、その時はロングはそのままにして、ショート（両建て）し、日足引けの時の売り買いの勢いを参考にどちらかを撤退したいと思います。
ダウ３０は、自分の思っている以上の強い上昇の勢いです。週足でも5週平均線～+2σのラリーからのバンドウォークの可能性があり、これが本当であれば自分にとって今後の予想ができません。お手上げです。とりあえずは、4時間足の+1σ～+2σのラリーが継続していそうなので、4時間足+1σを下抜けるまでは完全な上目線に考えたいと思います。
日経２２５は、ダウ３０とは雰囲気が違い、あまり方向感が見られません。自分の勝手な印象は上に走るような感じには見えません。日経の大きなポイントは4時間足の±2σの狭いレンジをどちらか抜けてバンドウォークした方向に、日足週足レベルで走るように思いました。4時間足+2σ（現在22910円）は収縮しだしている日足バンドの+2σ（現在22933円）付近であることから、4時間足の上向きバンドウォークをすると、日足バンドウォークの可能性が出てきます。逆に4時間足-2σ（現在22500円）は週足で重要なサポートラインとして機能している5週平均線（現在22562円）付近であります。4時間足の下向きバンドウォークをすると、週足サポートラインを下抜けてしまい、週足-1σ（現在21957円）付近を目指す展開になるように思います。
株価指数は日経２２５、ダウ３０の方向性がバラバラのような気もします。素直にダウ３０の上昇を見ると、ドル円にとっては上要因となるのですが、日経２２５が足を引っ張る可能性も否定はできません。ひょっとしたら、ドル円自体もこの統一性のない株価指数に翻弄されて方向感を失うのかもしれないと思いました。ただ、日経２２５もポイントを突破し上昇するのであれば、かなりのドル円の追い風になるはずだと思います。
ダウ３０
日経２２５