OANDA:XAUUSD   金/米ドル
地政学的リスクとアメリカの政府債務上限問題によるデフォルトリスク(CDSの上昇)を織り込んで上昇しましたが、ETFや実質金利に対して買われすぎ感が出ていたことや雇用統計により米国の経済の底堅さが確認されため調整局面です。現在、アメリカのCDS(クレジットデフォルトスワップ)とゴールドは相関性があるように見え、CDSが少し低下していることもゴールドの調整要因となっています。
しかし、ねじれ議会によるアメリカの政府債務上限によるデフォルトは公務員退職・障害者基金などの運用を変更する特別措置が期限切れとなる6月5日までは避けられる可能性は高いものの、6月以降は再び、この問題が浮上しやすいです。
さらには、春以降は雪解けによってロシアのウクライナ侵攻が再開する可能性があるためゴールドは比較的買われやすいように見えます。現在はまだETF残高に対しては上ザヤとなっているものの、やや解消されています。また、実質金利に対してはまだ若干の上ザヤですが、ほぼニュートラルとなっています。

ここ直近では日足20SMAから3~4%乖離した地点がサポートになることが多く、$1830~1865($1830~1850)は3~4%乖離した地点とほぼ重なります。4時間足ではRSIダイバージェンスも出現しているため、$1830~1865($1830~1850)で下値が固いようであれば買いの検討。CPIの結果次第では$1760~1790まで急落する可能性もあるでしょうか。

免責事項

これらの情報および投稿は、TradingViewが提供または保証する金融、投資、取引、またはその他の種類のアドバイスや推奨を意図したものではなく、またそのようなものでもありません。詳しくは利用規約をご覧ください。