今までドル円と日経平均は高い相関関係を保ってきました。(青丸) つまり 円高になると日経平均は下がり 円安になると日経平均は上がる という関係です これは 円がリスク回避資産として認識されていた側面が強いです。 直近の円安、株安(水色の丸)は その転換の到来の可能性を示唆するものとも言えるでしょう。 今後、また相関関係を保つのか、それとも転換していくのかは、為替、先物、個別株を取引する上でも重要となりますので注視しておく必要があると感じています。
2019年頃までは 円安→日経平均上昇 円高→日経平均下落 という分かりやすい相関関係がありました。 その背景には 日経平均採用銘柄が輸出銘柄が多く 円安→売上を円に両替する際に差益となる からという理由が挙げられていました。 また、 円は安全資産だから、日経平均が下がる時は、安全資産である円が買われて円高になるということも理由の一つとして挙げられてきました。 しかし2020年頃を境に相関関係は弱まってきています。 それは日本の産業構造がDXで根本的に変わりつつあることも一因かもしれませんが、円自体が安全資産と見なされる動きが徐々に弱まっているように感じます。 この変化は通貨の強弱を見て売買を行う為替(FX)においても重要ですし、国力を測るという意味においても通貨自体の強弱を見極めておくことは大切になってきます。 ...