Eurusd-3
ユーロドルは下落基調だが反発の兆しも OANDA:EURUSD
先週末のユーロドルは上値の重い推移が続き、1.06台前半まで下押す動きとなりました。時間足チャートを見ると、安値を切り下げる動きが続いており、今週も上値の重い推移が続くというのがメインシナリオとなりそうですが、RSIを見ると、徐々に切り上げる動きとなっており、下落の勢いが和らいでいるのが確認でき、流れが変わる可能性に注意が必要な状況と考えることもできます。
直近の安値を切り下げることができるかどうか、直近の高値を結んだラインや直近の高値水準を超えることができるかどうかで方向感を探っていきたいところです。反発地合いが強まると、これまでの下落基調で構築された売りポジションが絞り出されるような状態となり、短期間で大きな上昇となる可能性にも注意したいところです。
【EURUSD】相場分析20200321 下目線をキープ 3つの売り場について解説WHOのパンデミック宣言、世界中での感染拡大という有事のドル買いという背景もあり、急上昇からの急下降を見せているユーロドルの相場分析。
基本は下目線をキープしつつ、次の売り場を探しながら相場を観察しています。
まずは長期足による環境認識からスタートです。
昨今のようなボラの高い相場では、僕は週次で月足を見るようにしています。
1日1日の値動きの大きさが、月足に基づく大局観にどれくらいの影響が出そうかを確かめたいからです。
<長期足>
月足
2008年からの超長期トレンドが継続中です。
メインストリームは下降トレンドという大局観を持つ必要があります。
週足
オレンジの下降チャネルと赤の下降チャネルの2段のチャネルを描いて相場を観察しています。
赤の下降チャネルはメインストリームの下降トレンドと同じ方向で、2018年から継続しているサブストリームの下落トレンドを表すチャネル。
オレンジの下降チャネルはここ3週間での天井を元に新たに描いた下降チャネルです。こちらもメインストリームと同じ方向のサブストリームです。
<中期足>
日足(最上部チャート)
先週1週間の動きはオレンジの下降チャネルから赤の下降チャネル下限付近まで一気に下降してきたという局面でした。
週足で引ける緑の上昇トレンドラインをも大陰線で下抜けていることから、売り圧力の強さがわかります。
<今後のシナリオ>
これだけ連続での下落が継続していますので、一旦利確の買いが入り、再度相場は上昇を見せることが想定されます。
現在のローソク足が下降チャネルの下限にあることから、ここを起点にしたロングを狙うこともできなくはありません。
ですが、これだけ売り勢力が強い相場では、一旦利確の買いで上昇したとしても、それをさらなる下落のエネルギーとして、そこからさらに売り戻される可能性が高いと考えています。
よって僕はこの相場ではロングは考えておらず、売り目線のみを意識しています。
売り場として考えうるのは以下の3つのポイントです。(上から順にチャートの3つの青の折れ線に対応しています。)
1. オレンジの下降チャネル上限に到達するのを待ってからのショート
->ここまで到達するにはそれなりの時間を要しますので、その間は長期スイングトレードの観点では相場観察のみに留めます。その間もっと短いデイトレードの時間軸でトレードするのはありでしょう。
2. 赤の下降チャネル上限、つまり赤とオレンジの下降チャネルの中央でのショートです。
ここまでローソク足が上昇する間に、200MA(水色ライン)がこの中央ラインに接近してくるので、そこでレジスタンスされて下落するところを狙ったエントリーです。
ただし直近数週間の動きではこの200MAも全く意識されることなく上抜け、下抜けを繰り返していることから、今のボラタリティの高さが継続するとあまりお勧めはできません。
3. 週足の緑上昇トレンドラインでのレジスタンスを狙ったショート
直近の日足のローソク足で下にブレイクされたラインですが、ここが今度はレジスタンスとして機能して、ここからさらに下落していく動きをとる戦略です。
ユーロドルは反発の兆しも?不安定な推移が続く可能性も!? OANDA:EURUSD
ユーロドルは上値の重い推移が続いていましたが、早朝のFRBの緊急利下げ、量的緩和再開の報道を受けて反発してスタートとなりました。
時間足チャートを見ると、下げ止まり感が出てきた後ということで直近のレジスタンス水準の1.123付近を上抜けるとダブルボトムが完成し、流れが変わりそうな気配となっており、反発地合いが続くかどうかに注目したいところです。
ただし、引き続き、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を警戒した各国の政府、中央銀行の政策などの発表が続き、不安定な推移が続くことが想定され、神経質な動きが続く可能性が考えられそうです。
【EURUSD】相場分析20200314 上昇目線でトレード機会を探れ 月足下降トレンドラインを背にしたロング戦略未だボラタリティの高い相場が続いている為替相場。
ユーロドル相場に関しても急騰からの暴落という状況がここ数週間続いていますが、長期足での節目にあたる部分はこうした状況でも意識されています。
そのあたりの節目に触れながら、チャートを見ていきましょう。
まずは長期足に基づく環境認識からです。
<長期足>
週足
長らく続いていた赤の下降チャネル上限を上抜けして、200MA(水色ライン), 100MA(パープルライン)にレジストされる形で、赤の下降チャネル上限まで戻ってきたという局面です。
長期足を見ると、最近のようなボラの高い相場でも意外とこうした節目ラインの中で動いているという事実を大局観と共に見ることができます。
普段日足や時間足しか見ていない方は、長期足を見てみることをオススメします。
<中期足>
日足(最上部チャート)
週足で見た、赤の下降チャネル上限付近での動きをより細かく見るために、日足に降りてチャートを確認します。
すると以下の点を読み取ることができます。
1.ローソク足の実体部分ならびにヒゲが、週足下降チャネル上限でサポートされている
2.200MA(水色ライン)が週足赤の下降チャネル上限と重なってきており、このラインにも反応している
3. さらに200MA(水色ライン)と週足赤の下降チャネル上限は1.11というキリ番にも重なってきている
上記ポイント#1は四時間に降りて見るとさらにわかりやすいです。
<4時間足>
<今後のシナリオ>
・長らく継続していた週足下降チャネルが上にブレイクされたこと
・上記の週足、日足の挙動
の2点から今後は上目線で相場を見ていきます。
長期(月足、週足)トレンドでの下降トレンドから上昇トレンドへの転換も近いうちに起こると想定しています。
エントリーは週足下降チャネル上限を背にしたロングエントリーを狙います。
ただしボラが高い相場であるということを忘れずに、必ず損切りは設定するようにしてください。
これはスイング、デイトレードどちらのトレードスタイルでも同様です。
ユーロドルは上昇基調続くかに注目 OANDA:EURUSD
昨日のユーロドルは上値詰まり感もありましたが、しっかりと高値を更新する動きとなり、1.12台にしっかりと乗せる動きとなりました。しっかりと高値を切り上げる動きとなったことで、本日以降も底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。
本日は引き続き安値を結んだ水準や直近のレジスタンスとなった1.118-1.12付近の水準等を守れるかどうかで上昇基調継続の可能性を探っていきたいところです。
これらを割り込む動きとなった場合は流れが変わる可能性に注意が必要となりそうです。
また、本日は米国時間に雇用統計の発表が予定されています。昨今では以前に比べるとインパクトは小さいですが、結果次第では、発表直後に不安定な推移となる可能性にも注意は注意が必要となりそうです。
【EURUSD】相場分析20200305 暴騰の天井到達か!? 三尊完成の兆し直近急上昇が続いていたユーロドル。
4時間足で三尊完成が見え始めたことで、急上昇の天井到達が見えてきました。
いつも通り長期足から順番に環境認識を行って今後の相場展開を考察します。
<長期足>
月足
長期で下降トレンドが継続中です。
赤の下降トレンドの内側に、さらに近年の下降の流れを形成している下降チャネルが存在します。
この部分を週足に降りて直近の動きを確認します。
週足
赤の下降チャネルは過去2週間の急上昇で一気に上抜けされたという局面です。
この上抜けの部分をさらに日足に降りて確認します。
<中期足>
日足
週足の下降チャネルを上抜けたローソク足は一旦陰線をつけて下落したものの、陰線の下ヒゲが下降チャネル上限にタッチして止まっています。
このことから、今までレジスタンスとして機能していた赤の週足の下降チャネル上限がブレイクによってサポートラインに転じたと判断することができます。
しかし・・・
4時間足(最上部チャート)
日足の動きを見ると、赤の週足の下降チャネル上限を背にして、さらに上昇して行くとも考えられるのですが、4時間足に降りて確認してみると、青の描画ラインで示したように三尊を形成する動きが見られます。
つまり、直近の急上昇が天井に近づきつつあり、この後は反転下落する可能性が考えられるのです。
直近の急上昇の流れを見ても、急激な上げが続いてことから、さらに上昇するためには一旦相場にエネルギーの蓄積が必要であり、その意味でも一旦下落するという可能性は十分可能性のあるシナリオです。
<今後のシナリオ>
4時間足における現在のローソク足は三尊の右の山を形成している局面にあります。
少し早めにショートエントリーを仕掛けても良い場面です。
もう少し確実性を待ってエントリーしたいのであれば、右の山が完成して、三尊のネックラインをローソク足が下抜けたタイミングでショートをするのが良いでしょう。