相場が150円で動かない理由は“動かす必要がない”から──大口トレーダーの真意【ドル円の動きは想定通り、150円近辺で週末終了】
どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。先出しでお伝えしていた通り、今週のドル円は 先物価格がある150円近辺 で週末を迎えました。僕らのようにTradingViewを使って先物価格(6J1!)やCMEのページでオプション価格をチェックしていない限りわからないことです。
この結果を「ただの偶然」と片付けるのは簡単ですが、実際にはこれを事前に把握できるかどうかが、プロトレーダーと一般のトレーダーの大きな分かれ道です。なぜなら、「動かない」ことを予測するだけでも、他者を大きく凌駕するアドバンテージを得られるからです。
では、なぜプロトレーダーはこうした予測が可能なのでしょうか?その答えは「テクニカル分析だけに依存しないから」です。
テクニカル分析“だけ”では見えないものがある
世間では「テクニカル分析が全て」と信じているトレーダーが少なくありません。確かに、目の前のチャートを基に未来の値動きを予測するのがテクニカル分析の基本です。ローソク足、移動平均線、RSI、MACDなど、多くのツールが揃っていますが、それだけでは「片手落ちの手法」に過ぎません。
なぜなら、いまの市場を動かしているのは、ヘッジファンドや大口トレーダーの行動だからです。彼らはテクニカル分析“だけ”で取引をするわけではありません。
ヘッジファンドが仕掛ける「逆手の戦略」
大口の投資家やヘッジファンドは、テクニカルトレーダーを「あえて出し抜ける」立場にいます。彼らは、一般トレーダーがMACDのゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売るとかいう安易な行動をすべて把握しています。ダウ理論やエリオット波動も当然ながら把握されてる。むしろ、それらの行動パターンを逆手に取り、相場を操るためのアルゴリズムを設計しているのです。
たとえば、個人トレーダーが「ここはブレイクだ!」とエントリーすると、ちょうどその瞬間に価格が反転して損切りになる──こんな経験はありませんか? それは、まさにアルゴリズムが「テクニカル分析を使う人たちの行動」を見抜き、狩りに来ているからです。
大口の行動を見抜くために必要な視点
では、どうすれば大口の動きを事前に察知できるのか? そのためには、環境認識の力を磨く必要があります。
• 大口の注文がどこに集中しているのか?(オプション取引の未決済残高、オーダーブックの確認)
• 主要な経済指標が与える影響をどう読むか?(CPI、FOMCなどの指標がトリガーになる)
• アルゴリズムが狙う“狩場”はどこか?(一般トレーダーの逆張りが多い水準を読む)
テクニカル分析も確かに有効な手段の一つではありますが、それだけでは不十分。相場を動かす「彼らの意図」を読み解く能力が求められるのです。
まとめ
ドル円が150円近辺で週末を迎えたのは、単なる偶然ではありません。「動かないことを事前に予測する力」が、トレーダーにとっての大きな武器になるからです。
大口はテクニカル分析だけでは動かない──これを肝に銘じておきましょう。彼らは、むしろテクニカル分析を使う人々の行動を逆手にとっているのです。
これからのトレードで重要なのは、彼らの行動を予測するための視点を持つこと。そのためには、環境認識のスキルを磨くことが必須です。これができれば、他のトレーダーが「なぜ動かないのか」と戸惑っている中で、冷静に相場を見つめることができるでしょう。
“動かない”という情報を持つだけでもアドバンテージになる──それがプロトレーダーの視点なのです。
Future
NK225 Nov-4w ( ..)φメモメモ珍しく日足分析をしてみます。
年初来高値 30710を意識しつつも達成出来ず
直近高値 30620で失速し29000を一時割りこむ流れとなっている
チャート上赤いラインが強烈なサポートラインとなっているためこのトレンドを無視した戦略は無謀であろう。
直近高値安値でFibonacci分析をすると
.786 29840付近で出来高をこなしている。
このもみ合いが続きトレンドラインを素通りしてしまうと景色は変わると考える。
具体的な下値ポイントは現実的なところから
28575
28145
さらには
27105まで見えてしまうかもしれない(最もダウの調整の1000pt超の下げなど外部要因も必要であろう)
年末までの基本的戦略は
トレンド下でLong→利確が王道ではあるが
下値を試すスタイルも面白いかもしれない(Putオプションに妙味があるがプレミアムとの兼ね合い)