先週は月曜こそインフレ鈍化期待で米株続伸となりましたが、火曜に米8月消費者物価指数が発表されると、米株急落、金利上昇、ドル円急騰のCPIショック(9月100bp利上げが視野に?)となりました。翌水曜にドル円は、日銀「レートチェック」から145→143円に一旦ドル安となっていますが、米株は週間では6月以来の大幅安となってしまったようです。 今週は、19日(月)が日(敬老の日)・英(国葬)休場、また23日(金)が日(敬老の日)休場となりますが、いよいよ21日(水)に大注目のFOMC(結局9月は75bp利上げか?)、そしてその他、各国金融政策の発表と注目イベントが凝縮されています。さて?! ■米国の主な予定 9/19(月)日(敬老の日)・英(国葬)休場、注目度の高い経済指標なし 9/20(火)住宅着工件数 9/21(水)FOM...
先週は5日(月)レイバーデー(米休場)明け、火曜日こそ前の週2日(金)の流れから下げましたがその後週末まで3連騰でした。 水曜日は「原油安→インフレ低下期待→金利安→株高」で米株はリバウンド、さらに翌木曜日はECB利上げ&パウエルFRB議長タカ派発言にもかかわらず米株は上昇、金曜日まで続伸となりました。これで、2日(金)の高値も超えて一週間を終えており、8月後半の下落から週間ベースで4週間ぶりの上昇となったようです。 さて今週は、9/13(火)の8月CPI(消費者物価指数)が注目です。 先週末からの流れで週明けはやや上目線、火曜日以降どうなるかという展開が予想されます。 ※9/16(金)は、メジャーSQです。 なお、次回FOMC(9/21~)に向けFED高官はブラックアウト期間に入ったのでしばらく要人発言は気にしなく...
9/2(金)8月雇用統計は概ね予想通り、米株は一旦上昇するもその後急落して一週間を終えています。 6月末から上昇した市場でしたが、8月中旬から3週連続の下落、結局8月は「売り」でサマーラリーも夏休みも終わってしまいました。今週、5日(月)はレイバーデーで米休場ですが、休日明けから本格的に市場も再開です。 9月はシーズナルパターンでもよくない月ですし、しばらく下目線で間違いないのではないでしょうか。 9/20(木)FOMCに向けて、今週は6日(火)ISM非製造業、8日(木)パウエル発言などが注目です。 ■米国の主な予定 9/5(月)レイバーデー(米・カナダ)、注目度の高い経済指標なし 9/6(火)ISM非製造業景況指数 9/7(水)地区連銀経済報告(ベージュブック) 9/8(木)新規失業保険申請件数、パウエルFRB議長の...
7月・8月の上昇は新たなブルマーケットの始まりではなく、やはりベアマーケットラリーだったのかもしれません。 先週末、ジャクソンホール会議(8/25-27)でのパウエルFRB議長の短いスピーチは強いメッセージとなり、久しぶりに米株が大きく下げました。 週明け、まさかブラックマンデーとまではいかないと思いますが、要警戒です。 今週も、9/1(木)ISM製造業指数、9/2(金)雇用統計と注目指標が続きます。 ■米国の主な予定 8/29(月)注目度の高い経済指標なし、ジャクソンホール明け 8/30(火)消費者信頼感指数 8/31(水)ADP全米雇用報告 9/1(木)ISM製造業指数 9/2(金)雇用統計 ※発言→火:リッチモンド・ウィリアムズ、水:メスター、木:ボスティック ■次回FOMCまでの注目イベント 9/5(月)レ...
先週8/15の週でサマーラリーは終了したのでしょうか? 7月・8月と続いていたリバウンドでしたが、8/17(水)あたりから流れが変わってきたのでしょうか? 8/17(水)、英国CPIが高い伸びとなり欧州・米国の金利が急上昇しました。またこの日は、米7月小売売上高は横ばいで、FOMC議事要旨も発表されました。この辺りから株価下落&ドル高となり、先週は終わりました。 さて、今週はジャクソンホール会議(8/25-27)です。 今週は先週末下落の流れを受け、このまま下落というシナリオがまずは浮かびます。 仮に会議まで下落するとすれば、ジャクソンホール会議でどう動くか? 注目です。 ※パウエルFRB議長は26日(金)に講演だそうです。 ■米国の主な予定 8/22(月)注目度の高い経済指標なし 8/23(火)製造業PMI、新築住...
6月末までリスクオフから一転、7月・8月と米株の上昇が続いています。 先週は7月CPI(8/10)が注目でしたが、CPI(インフレ)が市場予想を下回り、利上げ警戒が和らいだことで米株はさらに急伸しました。「インフレ→利上げ→景気悪化」をある程度織り込み、株の買い場となっているようです。 8月の指標・イベントは、7月雇用統計(8/5)、7月CPI(8/10)を経て、次はジャクソンホール(8/30,31)ですが、今週8/15の週は、8/17(水)の小売売上高、FOMC議事録公表(7月26日・27日開催分)が注目となります。 引き続き、欧米勢が本格的に夏休みとなっており、薄商いのなか急変動には注意ですが、とりあえず短期的上目線は変わらないのではないでしょうか。 ■米国の主な予定 8/15(月)NY連銀製造業景気指数 8/1...
8月1週目の注目は8/5(金)の雇用統計でしたが、まず週の前半にペロシ下院議長の台湾訪問という、地政学リスクのイベントが発生しました。 特に8/2(火)はペロシの搭乗した航空機が無事に台湾に到着するまで相場は下落、到着後は上昇と、その動向に相場も連動して動きました。 そして、注目の7月分雇用統計通過(8/5)です。結果は雇用者数25万人増の予想に対し52.8万人増と、大幅に予想を上回る結果となりました(失業率は3.5%)。そして米株は発表直後に大きく下げましたが、その後やや持ち直しました(ただ週明け、その評価がまた変わる可能性もあるので要注意…?)。 さて、8月2週目は、8/10(水)のCPI(7月消費者物価指数)が注目です。 雇用統計のあの結果に対して、一時的に下落したもののその後持ち直した動きを見ると、CPIの結...
7/27(水)のFOMCは予想通り0.75%利上げとなりました。そしてパウエル会見は「ハト派」と受け止められ米国株急上昇です。 続けて7/28(木)に発表された第2四半期の米GDPは0.9%減と2四半期連続で縮小、テクニカル・リセッションとなってしまいました。が、奇しくもこれが米利上げペース鈍化につながる「良いニュース」と解釈され、さらに株価上昇でした。 7/25の週はFOMC直後の反発として、過去最大の上げ幅を記録しました。 また、GAFAM決算をはじめ、主要企業の決済もポジティブな要素がやや多かったのではないでしょうか。 7月を通して長期金利が低下傾向で市場心理が改善してきており、株価は6月末で底を打ったのではないか、という見方もちらほらあるようです。 さて8月です。8月は雇用統計(8/5)、CPI(8/10)、...
7/18の週は企業決算に一喜一憂しました。月曜日に下げてスタートしましたが、火曜日・水曜日・木曜日と上昇、金曜日は若干下げたものの、総じて上昇した週となりました。底打ちしたのか、下落局面のリバウンドか。「サマーラリー」とも言えるかもしれませんが、出来高も減っているようですし、「夏枯れ」かもしれません。 さて。今週7/25の週はいよいよ注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)です。 予想では、今月0.75ポイント利上げ後はペース落とすとも言われていますが、どうなるでしょうか? また、今週は第2四半期決算のピーク、GAFAM決算が発表されます。 ※GAFAM決算はそれぞれNY引け後の発表のようです。 FOMC、GAFAM決算、そして月末です。荒れそうな予感がしますが、自分なりにいくつかのシナリオを準備し、慌てないようにトレー...
7/18の週は、20日(水)に6月CPI(消費者物価指数)、7/22(金)ミシガン大指数が発表されました。 どちらも最近注目度が高くなっている経済指標です。6月CPIは前年比9.1%上昇、40年超ぶりの大幅な伸びとなり株価は下落しましたが、7月ミシガン大調査では予想インフレが低下し、来週のFOMC「1.00%利上げ」予想が和らいで株価が上昇しました。 先週一週間の株価は、木曜日の欧州時間まで下げましたが、同米時間から金曜日の終了まで上昇しほぼ下落分を戻しています。ただ、ここ数週間は出来高も減っていますし「夏枯れ」と言えるかもしれません。 俯瞰しますと、6/13の週からダウは30000ドルから31800ドルの範囲でレンジ相場になっています。 ※なお現在、短期金利が長期金利の水準を上回る逆イールドの状況です。 今週は注目...
SNSで流れてきた数年前の写真、そこには当時の日本の首相である安倍晋三氏を中心に、笑顔のトランプ元大統領、プーチン大統領、習近平国家主席らが並ぶという、今思えば奇跡のような瞬間がありました(G20大阪サミット、2019年)。これから日本は何処へ向かうのでしょうか? 今だ動揺している方も多いかと思いますが、なんとか頑張りましょう。 さて、7月です。 世界の金融市場は金利とリセッション(景気後退)が市場のテーマとなっており、まだまだリスクオフが続いているかと思われますが、アノマリーでは、独立記念日からレーバーデー(9月第1週月曜日)までは株価が上昇しやすいという「サマーラリー」に突入です。 6月前半は大きく下落した市場も、6/20の週に大き目のリバウンドがあり、その後小康状態、6/27の週は少し下げ、先週7/4の週...
下落を続けていた米国株式市場ですが6/18(月)の週にリバウンド、このまま月末まで勢いが続くかと思われましたが、6/25(月)の週は火曜日の消費者信頼感指数悪化をきっかけに大きく下落、そのまま月末まで下げ、米連休(月・独立記念日)前の7/1(金)に少し戻して(ISM製造業景気指数が低水準、金利低下で株上昇)、週末を迎えました。 結局、米国株式市場続落で6月は終了し、S&P500上期の下落率は1970年以来最大となってしまったようです。金利とリセッション(景気後退)が市場のテーマとなっており、これから更なる下落も懸念されます。 7/4(月)は「米国独立記念日」で米市場は休場です。アノマリーでは、独立記念日からレーバーデー(9月第1週月曜日)までは株価が上昇しやすい「サマーラリー」とされていますが今年はどうでしょうか? 今...
先週水曜日と木曜日に開催された議会証言で、パウエル議長は「FRBはインフレ抑制に無条件でコミットする」と発言、あらためてインフレ抑制の方針を確認し、金利が下落そして株価は上昇しました。6月はリスクオフが続いていましたが、先週はちょうど、先々週分の下げをほぼ戻した格好となっています。 今週は、水GDP・木PCE・金ISMなどの指標が予定されていますが、6月月末四半期末、月末まではこのまま株価のリバウンドが継続される可能性が高いかと思われます。ただあくまで下落局面の中でのリバウンド、引き続きボラティリティは高めなので注意してトレードしたいと思います。 なお、来週はFOMC議事録、雇用統計です。 ■米国の主な予定 6/27(月)耐久財受注 6/28(火)消費者信頼感指数 6/29(水)1-3月期四半期実質国内総生産(GDP)...
先々週(6日の週)のCPI(消費者物価指数)から下落が始まり、先週(13日の週)のFOMC(連邦公開市場委員会)は予想通り75bp利上げで、下落の流れは加速しました。5/20(金)に付けた安値30600ドル、節目の30000ドル、そして2021年初頭の安値29700ドルもついに突破し、NYダウはコロナショック前のレベルまであとわずかです(ラッセル2000指数はすでにパンデミック後の上昇幅を失っています)。 今週(20日の週)、月曜日は「奴隷解放記念日」で米休場です。今週の経済指標は小粒ですが、22日(水)・23日(木)に予定されているパウエルFRB議長の議会証言が注目です。特に目新しい発言はないかと思われますが、あたらめて市場の反応はどうなるでしょうか? NYダウは一旦コロナ前のレベルまでは達するかと思われますが、...
先週注目のCPI(消費者物価指数)、前日6/9(木)からECBのタカ派スタンスを確認&CPIが予想より高くなるとの見方から米市場は大幅下落を始め、6/10(金)実際にCPI好結果でさらに株価は下落しました。再びリスクオフ、金利も再び逆イールドが発生しそうな気配もあります。 今週6/13(月)の週は、6/15(水)FOMCをはじめ、連日ボラティリティに影響を与えそうなイベントが控えています。先週のCPIを受けて、FOMCではメンバーのタカ派シフトが予想されており、リスクオフの流れが加速する懸念がありそうです。 チャートを見ると、先週の下落で5月末の反発局面が帳消しになろうとしており、このまま、次は5/20(金)安値30600ドル、節目の30000ドル、そして2021年初頭の安値29700ドルも意識されそうです。 ■米国...
前の週の3000ドル近い上昇を受け、月末月初となった先週5/30の週は、30日(月)メモリアルデーで米市場は休場、翌31日(火)にダウ7日ぶりの反落となって始まりました。6月に入って1日(水)もISM製造業指数の予想超過やQT開始を手掛かりに金利上昇しダウ続落、2日(木)はADP雇用統計の鈍化から翌日の雇用統計の鈍化を予想し引き締め後退を期待する買いが入って3日ぶりにダウは反発したものの、3日(金)は良好な雇用統計受けての利上げ警戒から再びダウは下落しました。 シーズナルパターンからも6月の上昇はあまり期待できません。 5月末に上昇の気配は見せたものの、やはり引き続き下目線で間違いないかと思われます。 これから、今週10日(金)CPI(消費者物価指数)、そして来週15日(水)はFOMC最終日、17日(金)メジャーSQ、と...
8週連続で下げ続けたNYダウでしたが、先々週金曜日の反発から先週にかけてダウは6日続伸し、連続下げは8週で止まりました。 5/24(火)アトランタ連銀・ボスティック利上げ休止示唆、続けて5/25(水)ハト派FOMC議事録から、安心感が広まり、また月末のリバランスもあって、ダウをはじめ米株3指数ともリバウンドとなりました。 ただあくまで中長期的には下目線は変わっていないと考えます。6月はまだまだ不安定な相場が続くと思われますが、今週5/30の週は先週からの流れを引き継いで、反発局面が続くかもしれません。 6/1(水)からQT開始、6/3(金)は雇用統計です。 今週かはわかりませんが、いずれ反発が終わると次は30000ドル割れ、さらには、2021年初頭の安値29700ドルも意識しておきたいと思います。 ■米国の主な予...
先週5/16の週は、注目の17日(火)小売売上高&パウエルFRB議長こそ無難に通過したものの、その後は予想通りに下落し、5/18(水)にはダウ今年最大の下げ幅を記録し年初来安値を更新しました(30635ドル付近まで下落)。 ※週の変動幅は約2120ドルとなかなかのボラティリティでした。 これでなんと1932年以来90年ぶり、ダウ8週連続の下落となってしまいました。 今週5/23の週は米株SQ明け、25日(水)FOMC議事録、月末要因などが注目です。 引き続き、ボラティリティもありそうです。今週も引き続き下目線かと思われますが、局面局面でリバウンドはあるでしょうし、ちゃんと見極めてトレードしたいものです。 次は30000ドル割れとなるのでしょうか? さらには、2021年初頭の安値29700ドルを目指してしまうので...