ナス100先物はパウエル利上げペース減速の言及で上値に再トライも反落ナスダック100先物は前半軟調でしたが、
1日パウエルの利上げペース減速の可能性言及で大きく上昇しました。
しかし、上値は紫色のボックス圏をやや上回ったところで失速。
ボックス圏の上限はフィボナッチ50%ライン、かつ、
週足の一目均衡表の基準線ラインです。
ここを実体で上抜けできないと、上昇トレンドの継続は見込めません。
日足では雲をひげで上抜けしましたが、
抜けきれず週末反落しています。
12,000~12,100が今のところの上値目処となっているようです。
下は金曜、転換線付近で反発。
上値も下値も限定的な動きとなっています。
■次週シナリオ
Fed高官のブラックアウト期間に入ったため、Fed高官は発言しません。
利上げペース減速の言及で留まったまま、FOMCが終わるまで発言がない。
次週は月曜にISM非製造業、金曜にPPIの発表がある。
次週、これまで超えられなかった一目均衡表の基準線を上抜けていく場合は、
次のテストはレジスタンスラインとEMA200付近となる可能性がある。
このままボックス圏を下回る場合は、EMA40が今まで押し目となっているので
EMA40が次の下値テストラインとなりそうだ。
EMA40でテスト失格で崩れると、基準線やフィボナッチ23.6%が視野に入ってくる。
気になっているのは、以下でここから上を追いかけられるか微妙な点だ。
チャートも上の節目にきているため、高値を追いかけるリスクリワードは低い印象です。
・Fear&Greedは既に60台で今年の天井圏を横ばい推移している
・Put/Callは0.68に低下で今年の最低値に近いライン(ティッカーPCCE)
・NAAIM 64を見る限り機関投資家はすでにショートカバー、ロングポジションを終えており上値限定的
・MA200より上にあるナス100銘柄は50%超えで今年の1月水準まで回復