S&P500先物、上値縮小でディセンディングトライアングル形成今週の振り返り
今週は高値切り下げ・安値切り上げのレンジ推移でした。先週末時点のnoteでは「ごく短期的には上値が重くなりそうな水準まで上がっています。もう少し伸びる余地はあるが一過性でやや日柄調整が必要なタイミングに差し掛かっていると思います」と書きました。高値切り下げで安値を試す一週間でした。
先週末に書いた下落シナリオは「21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落するまでは特に気にするほどの下落ではない」でした。今週は21日出来高加重移動平均線まで下がることなく、フィボナッチ23.6%付近を安値として、下では買いが入る底堅い展開。
現状はまだ下落転換ではなく上昇トレンド中の日柄調整程度の値動きに終始しています。私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(このチャート外)は上昇トレンド継続でバンド幅は適度に開いているため、トレンドは継続していると判断できる。またボリンジャーバンドの上部で推移する強気相場を今は維持している。
12月11日(水)の上昇では高値が最高値の手前で失速して、その後出来高増加で再下落となっている点はネガティブ。上値の重さが出てきて、小さなディセンディングトライアングルを形成している途中です。今のところはフィボナッチ23.6%がごく短期間のサポートライン。
FOMCを控えて大きな値動きはないが、FOMCの結果に対するリアクションでディセンディングトライアングルの上下どちらに抜けるか値動きが決まるのではないだろうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
ディセンディングトライアングルを上抜け上昇する場合は、まずは最高値の6,111超えにトライ。その場合は6,150が次の目安。
②下落する場合
フィボナッチ23.6%を下抜けて下落する場合は、節目の6,000前後が直近のサポートになるのではないか。フィボナッチの1段下の38.2%付近、かつ、21日出来高加重移動平均線付近となる。
6,000を下抜けて下落となる場合は5,950前後が次のサポートお試しゾーン。フィボナッチ61.8%付近です。