VIX(恐怖)指数 節目の20を突破VIX指数 日足
VIX指数は別名、「恐怖指数」ともいわれます。
アメリカのシカゴに、シカゴ・オプション取引所(CBOE)という取引所があります。
そこで、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティ(変動率)を元に算出しています。
そう記載すると難しく感じるかもしれませんが、投資家の心理を示す数値として使われています。
一般的にはVIXの数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされ、
数値が低いほど投資家心理は不安感を抱いていない(安心感を持っている)とされています。
そのようにVIX指数を見ていけば分かり易い指数ですね。
通常は、10から20の間で推移することが多いのですが、相場の先行き懸念が大きくなるとVIXの数値が大きく上昇するという傾向があります。
現在、それが20を超えてきました。
マーケットに対する懸念が高まってきていることを示しています。
移動平均線大循環分析では第1ステージに移行してきました。
第1ステージは上昇期ですので、このまま上昇が続くかどうかが注目です。
世界的な株安、円高、債券高の動きから金利が下がってきています。
ゴールドも上昇しています。
対中制裁「第3弾」でトランプ大統領のツイッター発言があった5月以来の20超えとなってきています。
暫く、マーケットに対する懸念が続きそうですので、チャートの流れに素直に対応するようにしていきましょう。
素直に対応するということは
移動平均線大循環分析で、第1ステージの銘柄は買い目線で、第4ステージでは売り目線で見ていくように心がけていきましょう。
VIXのトレードアイデア
VIX指数動きが意味するものは・・・?今回はVIX指数のチャートを掲載します。
今回はVIXの詳細は省略しますが、
株式市場が安定上昇しているときは下がりやすく、
株式市場が不安定になれば上昇しやすいといった特徴があります。
移動平均線大循環分析では第4ステージです。
「売り」にエッジがある状態です。
株式市場に安心感が出てきていることが分かります。
大循環MACDは3本右肩下がりとなっています。
大循環ストキャス(ストキャスティクス)はボトムゾーンで推移しています。
200日EMAでの攻防となっており、
移動平均線大循環分析でステージに変化がなければ、
しばらく株式市場は上昇しそうです。
VIXが反転上昇となってくれば、恐らく株式市場にトラブルが発生しています。
株式市場の変化を感じるためにVIX指数をチェックしていきましょう。
VIX恐怖指数:VIXはボリンジャーバンドに素直~VIX恐怖指数~
20:37 2018/09/11記載
月足:
週足:
日足:
リスク指標として有名なVIX恐怖指数について、テクニカル的に考えてみました。VIX恐怖指数を見ると、意外にボリンジャーバンドがいろいろとサインを示しているように思いましたので報告します。VIX恐怖指数は、あまり相場のようにバンドが上方向や下方向に方向感が出ることがなく、ヨコヨコの動きをしていることがわかります。VIX低値はバンド-1σ(10.1-10.5)付近が限界付近で、-2σ付近まで下落すると下がりすぎのサインとしてリスクオンの終焉の可能性があり、少なくとも-1σまで上昇するようなリスクの可能性があるように思いました。
重要なことは「○○ショック」のような大きなリスクオフの時には月足・週足レベルで+2σをしっかり上抜けていることです。
具体的に月足を見ると
08年9月:リーマンショック
08年10月:世界金融危機
11年8月:S&P米国債格下げ
15年8月:チャイナショック
18年1月:VIXショック
このような大きなリスクオフの時は一気に+2σを上抜けていることがよくわかります。だいたいのショックは1か月で収束していますが、大規模なリスクオフでは数か月程度+2σを上抜けていることもあります。
現在の月足を見ると、25月平均線付近でリスクオンでもオフでもないような状況でしょうか…テクニカル的に先月(8月)安値(10.17)が-1σ付近でタッチしたということから8月9日が最もリスクオンだった可能性があります。
もし○○ショックのような大規模リスクオフになるのであれば、月足+2σである18.7-19.0程度まで上昇した場合、さらなる上昇するか否か確認する必要があると思います。
・VIX指数はボリンジャーバンドに素直
・-1σ付近10.1-10.5を下抜けるとリスクオンの終焉の可能性
・-2σが下がりすぎ、反転の可能性強い
・+2σ付近18.7-19.0を上抜けると○○ショック級のリスクオフの可能性
・現在25月平均線付近でオンでもオフでもない
・8月9日が直近最もリスクオンだった可能性も