トレードアイデア
フォーメーション分析 ~パターンを決め付けてはいけない~(9984)ソフトバンクグループ 週足
チャートを見ていると、「チャートは芸術」だと感じることがあります。
チャート上に様々なラインを引いていると、そこに様々な形状が出てきます。
正三角形、二等辺三角形、正方形、平行四辺形、台形、そして、「菱形」など。
夜空に星座が出来上がるように、日々変化するチャートにも色々な形状が出来上がります。
星座の位置は恐らく変わることがないのでしょうが、
刻々と動くチャートにも似た形状が出てくるというのは、もしかしたらチャートは普遍的なものかもしれませんね。
さて、フォーメーション分析の中に「ダイヤモンドフォーメーション」というパターンがあります。
菱形の形をしたパターンです。
高値を切り上げ、安値を切り下げて買い方、売り方が激しい攻防を繰り返した後、
高値が切り下がり、安値が切り上がり、買い方と売り方の攻防が収束していき完成するパターンです。
このパターンは「天井形成パターン」として出てきますが、
三尊天井もそうですが、ダイヤモンドフォーメーションも中段で出てくることがあります。
そうです。どちらもあるのです。
これが、パターンを決めつけてはいけない根拠なのです。
なぜなら、天井と中段ではポジションが真逆になるからです。
上昇相場の天井ならば「売り」、上昇相場の中段ならば「買い」になるのです。
パターンを知ることは大事なことです。
ただ、決め付けてはいけないのです。
移動平均線のゴールデンクロスは「買い」のサインですが、「買い」ではありません。
禅問答のようですが、ゴールデンクロスは「買い」のサインなので、そのサインが本物かどうかを見極めていかなければいけません。
そして、本物であれば「買い」になるのです。
その見極める作業がチャートの読解力を高めてくれるのです。
屁理屈のようですが、価格の変化を柔軟にとらえて流れに素直に対応することを心がけましょう。
相場で意地を張ってはいけません。
ソフトバンクグループ(9984)の動きに注目ソフトバンクグループ(9984)の動きに注目。エリオットが25億ドル超のソフトバンクG株を保有、変革要求というニュースを受けて、200日線を超えて大きく上昇した。5500あたりまで上昇余地がありそうだ。
さて、今後、辣腕アクティビストであるエリオットと、孫さんの対決が見ものである。
確かにソフトバンクグループの株式価値は実質価値より低くなっており、今後アクティビストも利用して株価をあげて、両方大儲けというストーリー展開か?
www.bloomberg.co.jp
エリオットについてはこんな記事もありかなりの手ごわい投資家だ。
gendai.ismedia.jp
ソフトバンクグループ ~ファンダメンタルズもチャートも気迷いか!?~ソフトバンクグループ 週足
今話題のソフトバンクグループのチャートです。
ファンダメンタルズでもお騒がせしているようですが、
チャートも複雑な形状になってきており注目に値するパターンになってきています。
上昇トレンドの基本系は、高値と安値が共に切り上がります。
下降トレンドの基本系は、高値と安値が共に切り下がります。
今回のチャートを見ると、高値が切り上がり、安値は切り下がっています。
「Y波動」という言い方や、「拡大トライアングル」といった言い方をします。
このパターンが週足チャートで出てきているのも面白いところです。
拡大トライアングルであれば、中段保ち合い(トレンド継続のパター)で再上昇の可能性があります。
これが、ブロードニング・フォーメーションやダイアモンドフォーメーションのパターンであれば、天井打ちとなります。
しかも、週足ですので纏まった下落につながる可能性が高いといえます。
まだ、結論を出すのは時期尚早ですが、チャートにも異変が起きているということを理解しておく必要はあります。
上昇トレンド、下降トレンドの基本系が破綻しているところは、慎重にチャートを見ていきましょう。
今後の展開がこの上なく気になるチャートです。
ソフトバンクグループ トレンド転換となったのか・・・?ソフトバンクグループ 日足チャート
移動平均線大循環分析で見ると、第1ステージの上昇期となっています。
移動平均線大循環分析であれば第1ステージの大きな窓開けのところが仕掛けになります。
大循環MACDでの仕掛けであれば、第6ステージでMACDの3本が右肩上がりのところですね。
大循環ストキャス(ストキャスティクス)の仕掛けは、ボトムゾーンの上抜けとところとなります。
それぞれ、メリット、デメリットがありますので、それぞれが何を意味しているかを理解しましょう。
移動平均線大循環分析はトレンドを狙います。
大循環MACDは移動平均線大循環分析の進化系です。
大循環ストキャス(ストキャスティクス)は逆張り系の短期トレード狙いです。
これらを上手く組み合わせてトレードすれば、チャンスが広がりますよね。





