etherumコア開発者コンセンサス会議:Denebアップグレードのためにeip-4788、eip-6987をテストします。

2023年5月8日

Galaxyリサーチ副社長Christine Kim氏が、第108回エセリウム・コア開発者コンセンサスをまとめました。このうち、開発者はeip-4788、eip-6987をDenebでテストすることで合意しました。eip-4788は、スマートコントラクトによる無信頼検証のために、実行層でのコンセンサス層状態証明を有効にします。これまでPR 3175はEIPにフォーマット化されていましたが、eip-6987に変更されます。これは、セキュリティ上の理由から、ブロック提案者に選ばれることを防ぐためです。開発者は、Deneb仕様に追加の変数と定数を導入して、コンセンサス層とは独立に各ブロックの最大blobトランザクション数を調整する実行層の柔軟性を可能にすることを検討しました。エセリウムのコア開発者であるTim Beiko氏は、eip-4844によって導入された新しいSSZタイプが、どの程度次のSSZアップデートに準拠したり、現在のRLP規格に最適化されるべきかについて、コンセントレーション層のクライアント・チームに注意を促しています。ライアンによると、eip-4844ではSSZタイプのflat hashを使用していますが、それはRLP用にフォーマット化されていないため、SSZを完全にシリアル化する利点を利用していません。開発者は来週、ACDEの電話会議でこの問題について話し合う予定です。また、ビーコンチェーン証明部分ネット(attnet)の改良が5月4日に発表されました。開発者はビーコンチェーンAPIであるGithubリポジトリでPR 317についても議論しました。
最近のmev-boost攻撃を考慮して、リ中継はgossipでブロードキャストする前にブロックの内容を検証します。この機能にはLighthouseとPrysmクライアントのカスタムフォークが必要です。Lighthouseクライアント開発者のMichael Sproulは、すべてのコンセンサス層クライアントで同じ機能を有効にするための標準クエリパラメータを提案しました。Prysmクライアント開発者のTerence Tsao氏は、サブ機能の導入は、エセリウム上でMEVを稼ぐための一時的なソフトウェアであるmev-boostへの依存性を高めるため、PBSをサポートするために放棄すべきだと述べています。