CPIは鈍化したことにより、FRBも利上げペースをやっと緩められる口実作りができるという安堵感から米ドルの供給量を増加に転じたと考えられます。米2年債はまだ高止まりしている状況ですが、10年債は4%台から約3.8%台へと低下。
国際金融市場は利上げペースの減速により楽観論が台頭している状況なので、地政学的リスクやクレジットクランチなどの予想できないリスクオフイベントを除けば、ビットコインもボトム打ちしてもおかしくはない状況。

FTXは、連邦預金保険公社(FDIC)に加盟する銀行のように、顧客の引き出しを保証する法的義務がないため、顧客にとって悲惨なシナリオになる可能性があり、FTXが破綻するとなればマウントゴックス事件のような衝撃的事件となるため、仮想通貨市場の信頼性が大きく失われることになります。直近ではFTXのサムの身内から彼のずさんな経営姿勢がリークもされています。

このような事件は、先日もお伝えした通り、機関投資家の参入を遠ざけるような事態であり、それだけではなく一般投資家の資金も仮想通貨から抜けやすい環境となっており、そうしたマネーはゴールドや株式へと流れやすい状況で残念としか言いようがありません。

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