okachanman

ユーロの長期見通しとポイント

SAXO:EURUSD   ユーロ/米ドル
方向性:ユーロ売り→ユーロ買い
ポイント:フランス大統領選挙(4月10日・24日)とEU体制

フランス大統領選挙
フランスでは大統領選挙が4月に予定されており、現在はマクロン大統領の再選が見通されています。ただ、可能性はギリギリで、マクロン大統領が負ける可能性も十分に考えられます。2017年のフランス大統領選挙で台風の目となったルペン候補が今回も健闘するようであれば、EUとしてはリスクオフ要因となります。仮にルペン候補が仏大統領となることがあれば、EUにとっては大きなリスクとなります。このことから仏大統領選挙でマクロン大統領が再選するまではユーロの上値が重いと考えています。

EU体制
昨年、今までEUをまとめ、牽引してきたメルケル独首相が正解を引退しました。メルケル独首相だったから、EU加盟国を絶妙なバランスでまとめることができていたのかもしれません。メルケル独首相が引退したことで、このバランスが崩れてEUの分裂や離脱が起きないか試練の年になるのではないかと注目しています。メルケル独首相の後任であるショルツ独首相がEUをまとめることができるのか、それともポストメルケルを狙うマクロン仏大統領がEUをまとめることができるのか注目です。まとめることができずに分裂や離脱を訴える国が出てきた場合はユーロ売りとなるのではないかと考えています。

現在のユーロはフランス大統領選挙やメルケル独首相の不在から上値が重い展開が予想されます。順当にフランス大統領選挙でマクロン仏大統領が再選し、EUの体制が落ち着いていれば、年後半にかけてECBの金融正常化が進み、ユーロ買いが進むのではないかと予想しています。

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