OANDA:GBPJPY   ポンド/円
『これは個人的なメモであり、特定方向のエントリーは推奨していない。』

先週述べた通り、ポンドはドルストレートよりもクロス円の方がトレンドがはっきりした週であった。
今週のエントリーポイントは2つ。緑色と水色の円形で囲った付近である。
※赤色と黄色、ピンク色のラインは日足での節目となっている。気になる方は長期足で確認を。

・緑色  
結果的には4時間足20MAのサポートが根拠となったが、当時はロングショートが5:5の局面でもあった。

まずはショート目線の根拠を挙げてみよう。
4時間足では白のトレンドラインをヒゲ抜けしかできず、さらに直近高値に対してもヒゲ抜けで終わっている。(矢印)
フィボナッチリトレースメントでは38.2%付近での反発にもなった。下降トレンドが継続すると判断した場合、戻り売り局面である。
ショートは直近高値をスタップロスポイントに、先週付けた直近安値を利食いターゲットにすることになっただろう。

次にロング目線。
先週述べた通り約3週間ぶりにローソク足が20MAをブレイクしたので、一部は今週のレンジorトレンドを付けた調整を見込んでいただろう。

今週前半に4時間20MA付近でボラティリティが収束したタイミングで、賢いトレーダーは1時間足の確認に入ったはずだ。
この時点の1時間足は、直近の安値と高値の更新が完了しており短期上昇トレンド入りが確定していた。
この分析が行えていれば、フラクタル構造の原理から「次は4時間足で安値・高値の更新が行われる」と仮定をすることは容易であっただろう。
フラクタル構造は、あらゆゆテクニカル分析において最も強力なエントリー根拠でありチャート力学である。
ストップロスは20MAの直下もしくは1時間足の直近安値に設定となっている。
利食いターゲットは、N値計算の場合まだ到達しておらず、黄色の水平線の約20〜30pipsほど下となっているので持ち越した者もいるだろう。
黄色の水平線は日足レベルで目立つターゲットである。この付近で上昇が押さえ込まれた場合、日足&週足レベルの三尊天井の完成も考慮にいれる必要がある。


・水色
緑色の円形はいわゆるトレンドの初動を取りに行くポイントのため、チャートへの理解度が足りない者には難易度が高い。
それに対して水色は教科書通りの上昇波であり、ここでのショート目線はありえない。
エントリー根拠としては、白トレンドラインのブレイクアウトが完成。
その直後、トレンドラインに対するリテストが発生した。このリテスト当時、4時間足20MAでの反発が起きたことも見逃せない。
また、2019年の3月高値と5月高値を結んだピンク色の下降ライン付近では連続で下ヒゲが発生している。
このラインについては先週の段階でコメントしていたが、うまい具合に再度レジサポ転換として機能したようである。
ポンド円で一つの抵抗が何度も機能するのは珍しい。
ストップロス、利食いポイントは書く必要はないだろう。


来週のポンド円は持ち越しをしていない場合、まずは黄色の水平線とフィボナッチ61.8%付近での動きを確認することが先決であろう。

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