10/10週の振り返り
6/16安値を下回ってスタートした週はじめ。
CPI発表まで金利上昇とともにナスが下がり続ける展開となった。
CPI発表後に10年金利が4%から3.8%台まで低下したことで
ナスはショートカバーの反発が起き、6/16安値付近まで戻して大陽線となった。
翌日も上昇が続けば、短期的なカバーが続く可能性もあったが、
翌日には10年金利が再び4%台に上昇し、ナスは3.1%の反落となって、上昇は続かなかった。
経済指標の予想上振れにより、FF金利の上昇を示唆され10年金利は上を目指しやすい環境。
実質金利も高水準ゾーンで推移している。
最近はEMA20(黄色曲線)を天井とされて反落する下落トレンドが続いている。
10年金利の低下が起きる材料がなければ、ナスの下落トレンドが転換することが難しいだろうか。
10/17週のシナリオパターン
1.反発する場合
一目均衡表の転換線を上抜けることがスタート地点となる。
スタートできればEMA20がテストライン。EMA20は9月上旬の上抜けを最後にずっと抜けられないライン。
その上には一目均衡表の基準線。ここまで戻すには買い圧力がそれなりに必要。
EMA20で跳ね返される場合は再度反発できるか見届けたい。
※上記の通り金利低下の材料がないと、実現しにくいパターンといえる。
2.下を深掘りするパターン
現状、下のサポートになる場所がなく、下抜けしていきやすいチャートに見える。
FF金利予想が徐々に上がっている現在の金利環境は厳しい。
このまま10年金利・実質金利が上昇するならば、ナスはさらなる下目線も視野に入れたほうがいい。
10月13日の10,440.6を下抜けると、ロスカット巻き込んで大きく下落する可能性に注意したい。
10,000の節目がテストラインになるかもしれない。
10,000を下抜ける場合はコロナ前高値9736.6が目安でしょうか。
どちらのパターンも、下段のMACD(長め期間設定)がゴールデンクロスしてから
ロング出動でも遅くはないと感じます。