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ユダヤ安息年シュミータ(Shemitah)のサイクルと日経平均の関係

TVC:NI225   日経225
ヘブライ語の新年は今年の9月7日に始まります。ヘブライ暦の7年目は、「シュミータ」の年と呼ばれています。
2021年9月から2022年9月はシュミータの年となります


申命記15
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1 7年ごとの終わりに、あなたは負債を帳消しにしなければならない。
2 これはどのように行われるのか。すべての債権者は、イスラエル人の仲間にした借金を帳消しにしなければならない。
主の債務整理の時期が宣言されているので、同胞のだれにも支払いを求めてはならない。
3 あなたは外国人に支払いを要求してもよいが、同胞のイスラエル人があなたに借りている
負債はすべて帳消しにしなければならない。
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神はこの土地の休息を非常に重要視され、イスラエルが490年間この命令に違反することを許されただけでなく、
彼らが土地に負っていた70年間の休息を取りに来られました。
土地が休む機会を与えるために、彼らは70年間捕虜にされました。



この7年に一度訪れる年は「シュミータ」(手放すという意味)と呼ばれる安息日の年です。
シュミータの由来は、7年目が休息と解放の年であること。
また、この年は借金の連鎖を断ち切るための債務免除の意味もあります。
シュミータの年と金融市場を比較してみると、株式市場の大暴落との相関関係があります。
以下は、シェミータの年に起きた株式市場の大暴落の例です。



1901年~1902年 株式市場がほぼ50%下落。
1916年~1917年 株式市場が40%下落 米国が第一次世界大戦に参戦。ドイツ、ロシア、オーストリア、トルコ、英国が経済破綻。
1930-1931年:世界大恐慌が勃発。現代史で最悪の金融危機。
1937-1938年 株式市場の半分が暴落し、世界的な景気後退を引き起こす。
1944-1945年 ドイツ帝国と英国の領土支配が終わる。アメリカが世界の超大国としての地位を確立する。ブレトン・ウッズ会議で米ドルが世界的な基軸通貨となる
1965-1966年 株式市場が約25%下落
1972年~1973年 株式市場が約50%暴落。世界的な景気後退、米国の石油危機。
1979-1980年 世界的不況。
1986-1987年 「黒い火曜日」、株式市場が1/3に暴落。
1993-1994年 債券市場暴落。
2000-2001年 ドットコムバブル崩壊 最終日9月17日に株式市場は700ポイント下落。
2007-2008年 リーマンショック 年の最終日、9月29日、株式市場は777ポイントの記録的な下落となる。
2014-2015年 チャイナショック..ギリシャ・EU救済。
2021-2022年 アメリカの8回目のヨベルの年 - 借金に溺れる世界。
株式市場はここ数年、インフレと人工的な「強気」運転を続けています。
何兆ドルもの政府債務が消費のために配られ、ゼロ金利がすべての資産を膨張させました。
資産価値は大規模な調整の時期に来ており、シュミータは負債を放棄する時期であると思われます。


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さてここで直近の日経平均の関係を見てみると

2014-15年 -20.60%
2007-2008年 -56.75 % *
2000-2001年 -44.19% *
1993-1994年 -22.26% *

なんと-20%~-50%の調整が起きています。
過去の事例からはシュミータ年の終わりに下落するパターンとシュミータの年とともに下落するパターンがあり
共通性はみられませんでしたが*印はチャートにも表示させましたように月足のMACDシグナルがデッドクロスした年です。
シュミータの年でDCした場合が要注意としておいてもよいでしょう。
一見オカルティックなアノマリーも長い時間軸で俯瞰して月足のMACDを見て対処すればうまく立ち回れるようです。

筆者注釈
※シュミータの年のパターンが当てはまる場合は大規模緩和の縮小等の特異的な事象が必要になると思われるが
現在の所はテーパリング議論がなされているだけでラディカルな緊縮政策には進んでいない為、-20%調整も何かのトリガーが必要になるでしょう
今のところは見受けられないのでそこまで構えて考えるものでも無いと私は考えております

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