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1/18トレードレポート

OANDA:USDJPY   米ドル/円
〈昨日の振り返り〉
昨日は為替相場・アメリカ株式相場・アメリカ債券相場小動きでした。今日は日銀の政策金利決定会合を中心に書きたいと思います



〈ファンダメンタルズ〉
昨日はニューヨーク連銀製造景気指数が-32.9という結果でした。アメリカの景気後退が進んでいるという数字です
今日日銀の政策金利決定会合は据え置きでした。そしてそのあとの15:30からの黒田総裁の記者会見ですが、黒田総裁は相変わらずハト派な姿勢でした。前回の日銀政策決定会合ではYCCの上限幅を0.5%まで引き上げましたが、今日の記者会見ではYCCの上限幅引き上げに対して否定的な姿勢でした。おそらく前回のYCC上限幅引き上げは黒田総裁は本当は反対だったのだろうと思います。ただ何者(おそらく政府)かの圧力があって仕方なくYCC上限幅を引き上げたのだろうと思います。日銀は毎回政策金利の決定は全会一致となってます。アメリカのFOMCやECBなどは全会一致とはならず割れております。日銀の場合は反対意見をを出すとはじき出されるからです。過去に白川総裁の時に日銀の政策金利で反対意見を出した人がいたのですが、その人は日銀のメンバーからはじき出されてしまいました。そのため毎回日銀の政策金利は全会一致となっております。


〈今日の重要な経済指標〉
今日はアメリカのPPIと小売売上高が注目です。もし弱い数字となればドルが一段と売られるかもしれないです



〈テクニカル分析〉
EURUSDの1.08、AUDUSDの0.70これらはかなり値位置的に強い節目となっておりますが、どちらも抜けられるかどうか注目です。USDJPYは日銀政策決定会合で128円から130円まで上昇したもののロンドンタイムで日銀の上昇の7割を戻しております


〈今日のトレード戦略〉
日銀の政策金利も通過しましたが、USDJPYは130円まで上昇した後下落しております。おそらく海外勢は日銀がいずれ利上げに踏み切るだろうという思惑で円買いになったのだろうと
思います。そうなるとUSDJPYは130円が強いレジスタンスになるかもしれません。今日の日銀の展望レポートでは2022年度の消費者物価指数は3.0%、2023年度消費者物価指数は1.9%となっております。日銀側は2023年に物価は2%以下になるので、政策金利の変更は必要ないとう見解を示しております。ただ岸田首相は金融正常化を掲げており、次期総裁は岸田首相の息がかかった山口さんではないかという予想になっております。つまり黒田さんが総裁を務める今年4月までは政策金利の変更はなしで、次期総裁になってからYCC撤廃やマイナス金利解除という動きが出てくるのだろうと思います。もしそうなるとUSDJPYは120円を確実に割ってくるだろうと思います。その後一時的に上昇しても120円を割った後はレジスタンスになるかもしれないです。さらにアメリカのインフレが十分に下がってインフレ率2%を見込めた場合はアメリカの政策金利低下に踏み切ると思います。その場合、FRBは事前にマーケットに織り込ませに来ると思います。そのなるとマーケットは期待でドルを売って株やビットコインなどのリスク資産を買ってくるのだろうと思います、もしアメリカの政策金利の低下の思惑と日銀の利上げが重なった場合はUSDJPYは2022年の年初来の安値である114円を下回るかもしれません。もし今年も日銀の政策金利変更なしでアメリカも政策金利利下げなしとなれば、128~132円のレンジだと思います。今年も日銀の政策金利変更なしでアメリカの政策金利が低下すれば125円を割ってくるだろうと思いますが120円近辺でサポートされると思います
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