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ドル円:下落トレンド継続を妨げる新たな刺客が…

FX:USDJPY   米ドル/円

ドル円

 先週は、結局のところ5週平均線ではね返され、きれいに下落トレンドが継続しているように見えました。

 週足を見ると、週足-2σの値が108.52円に対し、安値が108.72円なので-2σにタッチすることはできなかったようです(見た目ではタッチしたと仮定してもいいような誤差ですが…)。
 もし、-2σをタッチしたと仮定したとしても、この長めの陰線からでは、-2σではね返されたと考えるのは少し難しいように思います。しかし、実体で下抜けていない以上、バンドウォークする可能性はあるものの、確定はできません。これを判断するのは来週の週足を見る必要があるでしょう。来週はどちらに走ってもいいような体制で臨みたいと思います。

 日足を見ると、バンドの5つのラインがすべて下向き継続で、-1~-2σのラリーをしていることから、中期的には下向きなのだろうと思っています。しかし、この水準でのショートは考えていません。米消費者物価指数の発表で-2σ付近まで下落したにもかかわらず、-2σではね返されたことから、相当-2σより下は堅いのだろうと思いました。なので、これからは-1σを目指すのではないか?と思っています。よって、この水準ではショートよりも109円後半を目指すと考えたロングを考えています。

 すごく気になる点が一つあります。それは黄緑のラインです。
 実は黄緑のラインは6月下旬から7月くらいまで意識はしていました。というのも、このラインではね返されるのであれば、年初から継続していた下落トレンドに対して、リターンムーブが確定する可能性が出てきて、長期的にも上昇するとは断言できないですが、下落する可能性は低くなるのでは?と考えられるからです。この水準は今後にとって非常に重要なポイントだと思っています。
 また、黄緑だけでなく、もう少し下にピンクのチャネルラインも横たわっています。前回上から二番目のラインではね返されてきて、戻りらしい上昇もなく、この水準まで来ているのを考えると、このラインを大きく下抜けて下落するイメージにはすこしなれません。
 黄緑のライン、ピンクのチャネルライン、週足-2σが複雑に横たわるこの水準では、堅い壁が存在していそうな気がしています。108円をしっかり下抜けるまでは、このことを意識しておこうと思いました。


ドル円のポイント
・週足-2σをはね返すのかバンドウォークするのかの判断は次週に持ち越し
・日足-1~-2σのラリー継続
・日足-2σは相当堅そうなので109円後半目指すイメージで逆張りロング
・来週は黄緑のラインとの反応がすごく気になる
・もしはね返されたら長期的に上目線か??

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