FRBによる7月の25ベーシスポイント利上げは当然の結論のように見えるが、ウォール街は懸念していないようだ。 ロスMKMのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・ダルダ氏は「人々は安心し、自信を持ち、自己満足しつつある。しかし、本当に危機を脱したと考えるのは間違いだ」と述べ、たとえ市場が無傷で7月を乗り切ったとしても、8月末に年次ジャクソンホール会合が開かれる8月が来るだろう。 FRBのジェローム・パウエル議長は昨年、ジャクソンホールでの講演で、金融引き締めは家計や企業に「ある程度の痛み」をもたらすと警告し、市場を驚かせた。 市場も本当に痛みを感じており、S&P 500は2022年に19.4%下落した。