2021年7月2日のFX為替相場予想

本日の予想通貨ペア

ドル円 111.57 上昇 (4時間足)↑
予想レンジ 111.20~112.00


前日の概要

NYダウは+210ドル高、日経平均株価は-84円安の28707円で引けました。

ドル円は一時111.64円まで上昇、クロス円も小幅に買われています。


前日の結果

・ダウ平均 34633.53(+131.02 +0.38%)
・日経平均 28755.00(+47 +0.17%)
・NY金先物 1776.6(+5.0 +0.27%)
・NY原油先物 74.88(+1.41 +1.92%)

経済指標
★★★★★
18:00 (英) ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
★★★
21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数
前回:41.1万件 予想:38.2万件 結果:36.4万件
★★★
22:45 (米) 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
前回:62.6 予想:62.6 結果:62.1
★★★★
23:00 (米) 6月ISM製造業景況指数
前回:61.2 予想:61.0 結果:60.6
★★★
23:00 (米) 5月建設支出(前月比)
前回:0.2% 予想:0.4% 結果:-0.3%

本日のFX戦略

★━ ポイント ━━━━━━━━━━━
△強気材料:NYダウや原油、米利回りの上昇
▽弱気材料:なし
◆ドル円は111.64円まで上昇
◆クロス円も小幅に買われる
◆米10年債利回りは1.468%へ上昇
◆ドルストレートは下落
◆米国株は続伸
◆欧州株は全体的に上昇
◆原油は一時76ドル台乗せ
◆金は+5ドル高
◆21時30分に米6月雇用統計などが発表
◆日経平均先物は+43円高の28751円
☆円安株高の地合いと予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━


米国株は上昇

昨晩のNYダウは、+131ドル高と続伸しました。原油高でエネルギー株が上昇、小売やサービスなども堅調に推移しています。

ナスダックは小幅反発、IT・ハイテク株はやや売られたものの、ネットフリックスやエヌビディアが下値をサポート。

来週月曜日の米市場は独立記念日で休場、米雇用統計発表後の動きが落ち着けば、値幅はかなり小さくなると予想します。


ドル円が一段高に

ドル円は上値追い、111.20円の抵抗を抜けるとまとまった買いが入り、一時111.64円まで買われました。

米新規失業保険申請件数が、36.4万件とパンデミック以降で最低水準となったこともドル買い材料に。

米10年債利回りは1.468%へ上昇、米雇用時計を前に高止まりと予想します。

対照的に、ドルストレートが下落したことでクロス円はまちまちの動き。下値は限定的ですが、ドル買いに押される場面もありました。

通貨別にはポンドが下落、ベイリー英中銀総裁が「一時的なインフレに過剰反応するべきではない」と述べたことが重しとなっています。

今後利上げする可能性は高いものの、ポンド高になるたびけん制発言が出るようだと、上値は限定的となるでしょう。


商品相場は上昇

金は、+5ドル高と小幅続伸。株やドルが買われているので、上値は重いと予想します。

原油は続伸し、一時76ドル台と年初来高値を更新しました。

2018年10月以来の高値となっており、在庫減に後押しされてじり高と予想します。


21時30分に米4月雇用統計が発表

今晩は、21時30分に米5月雇用統計が発表されます。

前哨戦となる米5月ADP雇用統計は、69.2万人と予想60.0万人を上回り、発表後はドル高の地合いとなりました。

今晩発表の米非農業部門雇用者数は、前回55.9万人に対し予想69.5万人とこちらも大幅に増加する予想。

予想値付近であれば、ドルはさらに上値追いと予想します。

ドル円 注文状況

日経平均先物は、時間外で+43円高の28751円と小幅反発しました。

欧米株とも上昇、ドル円が111円台半ばへ上値を伸ばしていることから、現物株へ買いが入ると予想します。

ドル円の下値は111.40~111.45円がサポートライン、上値は111.65円や112.00円がレジスタンスラインになっています。


経済指標
★★★★★
21:30 (米) 6月非農業部門雇用者数変化(前月比)
前回:55.9万人 予想:69.5万人
★★★★★
21:30 (米) 6月失業率
前回:5.8% 予想:5.7%
★★★
21:30 (米) 6月平均時給(前月比)
前回:0.5% 予想:0.3%
★★★
21:30 (米) 6月平均時給(前年同月比)
前回:2.0% 予想:3.6%

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