ビットコイン、OIに変化ありBitfinexのOIはしばし動き停滞してたぬきだけど、少し動きが見られるようになってきたぬき。
① ドル建てロング(USDLONGS)が最高水準から減少
未だ高水準であるたぬけども、最高水準からは落ちてきたぬき。
(最高水準だったということについては、下にリンクした過去のアイデアを見てねたぬ。)
②テザー建てロング(USTLONGS)急落
同じく極めて高い水準にあったテザー建てロングもガクッと減ったぬき。
③テザー建てショート(USTSHORTS)が急増中
他方、テザー建てショートは急増を見せてきたぬき。
テザー建てショートは特に仕掛け的に積まれることがあったと環は思うので、要チェックたぬ。
水準だけでいえば、8月前半の山場から落ちたあたり、9月末の暴落前よりも高いたぬ。
・・・とはいえ、11月後半くらいからOIはちょっと変な感じの動きを見せがちなので、どうだろうねえというのが正直な感想たぬ。
「変な感じ」の中身については、同じく下に貼った過去のアイデアを見てねたぬ。
色々な兆候(例えばVPVRとか見てね)からして、下がるんじゃないかなという気はしているたぬけども、そんなわけでOIは少し疑心暗鬼たぬ。
「ショート」タグはポジショントークということで、あまり気にしないで欲しいたぬ。
BTCUSDLONGS
ビットコちゃんはなかなかポジりにくい局面たぬ。あけおめたぬき。
年末年始、いろんな銘柄で派手な動きが見られたぬき。
超強気だった株がガクッと折れ、ゴールドは爆上げ。天然ガスは目まぐるしく、ドル円も111円台へ...などなど。
一方、ビットコインの値動きは時々例外的な日もあれど基本的に地味で、そもそもポジりにくい(エントリーしにくい)局面に見えるたぬ。
今回はそんなわけで、なんでポジりにくいのかを確認しつつ、逆にどうなったらトレードの準備ができそうかのお話をするたぬ。
チャートについて注意たぬ。①はBitmex、②③はBitfinexたぬ。
① チャート上中途半端なところにいる
この画像にはいくつかネックラインを引いてあるたぬけども、この記事を書いている時点の位置(1月1日夜・約7200ドル)は実に中途半端なところたぬ。
グリーンとレッドのラインが交差する7400ドルくらい、もしくは下に振って6300ドルくらいへと、近づいて欲しいところたぬ。
② 出来高も膠着を表している
VPVR(左側のコブ)を見て欲しいたぬ。これは画面範囲における出来高を価格帯別に表現するものたぬ。
現在の価格はほぼPOC(もっとも出来高の大きかった価格帯)の付近で、いわゆる「揉んでいる」っていう状態が見て取れるたぬ。
③ OIがチンケ
これ見てくれたらわかると思うたぬけど、12月下旬はBitfinexのOI(=建玉=ポジション)がチンケたぬ。
特にクリスマスごろから、USTLONGSも減少してしまってるたぬね。
ただしこれに関しては、もともと年末は売買が不活発な傾向や歳末売りの傾向があるたぬから、一時的な要素も多分にありえるたぬ。
現状OIで注目すべきはやはりUSDLONGSたぬ。
若干減少したとはいえ、それでも水準としては過去最大級となっているたぬ。
(「過去最大級のUSDLONGS」については、関連アイデアを下にリンクしておいたぬき。そっち見てねたぬ。)
以上の3つから、今後注目したい点は・・・
・もう少し、どっかしらのネックラインに近づいて欲しい。
・そのとき出来高はどうなっているか。
・そしてOIは増えているか。
そろそろ何かしら動きが欲しいところたぬね。
「BTC上か下かわからね〜」ってのはみんな同じかもね。4つのポイントチェックしようたぬ。ビットコインは1000ドル幅のでっかいショートカバー以来ほとんどボラなく無風といってもいいような状態たぬ。
株、為替、ゴールド...が非常に目立つ動きをする中、実に地味で存在を忘れそうなくらいたぬ。
さてそんなビットコインたぬけど、 「どっちかわからん〜」ってうなってるたぬきも少なくないと思うたぬ。
「困ってるのはキミだけではないかもyo」ってのが今回の投稿の趣旨たぬ。
つまり、この1ヶ月を振り返ると、市場全体がどっちに行こうか迷っているような、そんな印象を受けるたぬ。
(なおTradingView はハウスルールで、投稿していいのはTradingView上で表示できるチャート情報のみに基づくべしと決めているので、このアイデアでは専らそのようにして、市場がなぜ迷っているように見えるのかのお話をするたぬ。)
ポイント① 価格チャート
今回はいつもと違ってBitmexのXBTUSDチャートを出してるたぬ。
環のビットコイントレードの主戦場はBitmexなので、XBTチャートは相当真剣にラインを引いているたぬ。今回のような場合ではこちらのチャートを使おうと思うたぬ。
さて前置きはともかく、上の画像の1段目を見てくれたぬ。
緑の丸は緑のネックライン、赤の丸は赤のネックラインにまとわりつくように価格が推移してるところを示しているたぬ。サバイバルな映画に出てくる蛇の串焼きみたいたぬ。
これらのラインがどんな風に引かれてどんな風に役に立つかについては、とっても長くなるので今回お話できんたぬけども、環はこのラインで自分の資金を使っているたぬから、少なくとも環自身は信頼しているものってことだけ言っておくたぬ。
画像のように、極めて重要なラインで価格がまとわりつくようにチンタラ動いているというのは、大きな反落・反発ができずに迷っているかのような印象を受けるたぬ。
(ついでに、ボラが小さくなっていることも指摘しておくたぬ。)
ポイント② 奇妙なOI
この点は以前投稿した「ビットコインの奇妙なOI」と題したアイデアに詳しいのでそちらご覧になって欲しいたぬ。下にリンクしといたぬき。
今回改めてこれを取り上げたのは、ポジション解消の際にあまり価格変動を伴わない、現引き現渡しが非常に多発しており、目立った巨大反対売買は先の1000ドルショートカバー以外ほとんど起きていないということに注意したいからたぬ。
具体的に言えば、2段目の矢印をつけたところがその疑いの強いところたぬ。ショートカバーは編みがけの四角のとこたぬね。
ポイント③ ファンディングが行ったり来たり。
3段落目に表しているのはBitmexのXBT無期限(ビットコインFX)のファンディング(資金調達)たぬ。
ファンディングの話も詳しくすると長くなるので別の機会に譲るたぬけども、ここでは「マーケットに資金が流出してるか流入しているか」ということをはかるインジゲーターとして見て欲しいたぬ。
ファンディングがマイナスだと資金が逃げ出していってること、プラスだと集まっていることが示唆されているわけたぬ。
Bitmexやってないたぬきのために簡単に解説すると、普段のファンディングは大体「0.01%」となっていて、ポジション量×0.01%をスワップ的な感じでショートが受け取り、ロングが支払うという形になっているたぬ。
そんなわけで、もっとも基本的な使い方としては、マイナスだとロングを動機づけ、プラス(特に0.01%以上)だとショートを動機づけるだろうということで、価格予想の参考にするって感じたぬ。
さて、画像のようにこの1ヶ月間、ファンディングは上がったり下がったりと非常に落ち着きがないたぬ。
これは中長期的なレンジの後半など、「動きそうなんだけどどっちに動くかわからん〜〜」って感じの時に見られるパターンたぬ。
例えば9月末の大暴落の前後なんかには、そんな感じでファンディングがジグザグしているたぬね。
ポイント④ POCで張り付く価格
最後にVPVRを見ると、POC(期間中出来高がもっとも大きかった価格帯)で張り付いたまま動かなくなってるたぬ。
Bitmexのチャートでは出来高が見れないので、BitfinexのBTCUSDで見ようたぬ。
また出来高全体はめっきり減ってしまっているたぬ。
このように出来高からも、はっきりした方向感が見えない感じが漂ってるたぬ。
まとめ。
以上、今回は4つのポイントを紹介したぬき。
これらを見るに、市場全体が迷っているかのような印象を受けるたぬ。
「よくわからね〜どうしよう〜」っていうのは市場全体としてそうなんじゃないかなっていうように見受けられるたぬ。
実際ここ数日はボラもなくなってきて、出来高も輪をかけて減少傾向たぬ。
また年末はもともと取引は活発ではなくなりやすいし、歳末売りとかもあってあんまりトレーダーがハッピーな時期ではないたぬ。
さらにショートOIが枯渇して、現時点ではショートカバーの発生も期待できないたぬ。
BTCUST現渡しで油断も束の間、1000ドル幅のショートカバーこんばんたぬき。
ビットコインは16-17日にかけての暴落から18日の大反発と、ここ何日か久しぶりに大きな値動きが見られたぬきね。
特に1000ドル幅のでっかいショートカバーはまともに食らったら泡吹いてぶっ倒れちゃうたぬ。
一般にショートカバー食らうかどうかはOIをチェックしていればある程度身構えることができたぬき。
(このことについては最初に投稿したアイデア「ビットコインの奇妙なOI。現引き現渡しの連発と過去最大量のポジション」などを見てねたぬ)
そんなわけで、このショートカバーの時、OI(=ポジション)はどうなっていたのか。ここで一緒に見ておこうね。たぬ。
今回ショートカバーを無防備に食らった泡吹きたぬきは、今からお話することをチェックして見てね。たぬ
まず日足でここ数日のOI(ポジション)を確認しとくたぬ。例によってポジション量と価格はBitfinexのものを使うたぬ。
色ごとに、それぞれ、
青 BTCUSDLONGS
赤 BTCUSDSHORTS
水 BTCUSTLONGS
ピ BTCUSTSHORTS
さて右端のピンク・赤がなかなかに荒ぶってるのに目がつくたぬね。つまりショートポジションの急増・急減がくり返されているってわけたぬ。
そこを15分足で見るとこうなるたぬ。
注目して欲しいのはピンクのテザー建てショート(USTSHORTS)たぬ。
山が二つあるたぬけども、まずは右側見てくれたぬ。
ピンクの矢印でOIが急減してるたぬね。
この時、価格はほぼ動いていないので、これは現渡しによるポジション解消と思われるたぬ。
(そのしばらく後、もう一段急減が見られるけども、ここでは価格が上がっているのでショートカバー起きているように見えるたぬ。ただその割りには微妙な反発のようにも見えるたぬ。)
「な〜んだまた現渡しか〜」
と油断しているのも束の間。右側の山の網がけを見てくれたぬ。
ショートが再び積まれ、今度はドル建てショートもろとも大規模なショートカバーが起きてるたぬ。その戻り方は1000ドル幅!ピィピィ〜
・・・先日、ドル建てロング量が異常値だというのをアイデアに投稿したぬきね。
その時、「OI積みの裏をかいて現引きされるか」「裏の裏をかいてロングメイクに使うか」という話をしたぬき。
今回は、そのアイデアでの懸念、「どうせまた現引き現渡しと思ってると、さらにその裏をかいてくるかもしれん」ということが実際に起きたわけたぬね。
ただしその時言及していたドル建てロングは未だ不気味に成長中たぬ。ご用心!たぬ。
ビットコイン、ドル建てロング過去最大水準なう先日、ビットコインのOIがなんだか気持ち悪い〜って話をしたぬき。
何が気持ち悪かったかはリンクにしておいたその「アイデア」を見て欲しいけども、今日は別の意味で不穏な感じがするというお話をしたいたぬ。
下の画像の上段はBitfinexのBTCUSDプライス、下段がOI(ポジション量)を表してるたぬ。
今回もまたOIの話をしたいので、下段見てくれたぬ。
色ごとに、それぞれ、
青 BTCUSDLONGS
赤 BTCUSDSHORTS
水 BTCUSTLONGS
ピ BTCUSTSHORTS
さっきの画像の青、つまりUSDLONGSが非常に発達していることがわかると思うたぬ。
青の破線の水平線がその水準たぬ。ご覧のように、TradingViewで見られる限り過去最大値となっているたぬ。
これは2019年夏以降の普段の水準に対して、約1.7倍とか1.8倍とかという異常な量たぬ。
これはOI分析を重視するトレーダーには非常に大きな意味を持つものたぬ。
価格が大して動かないのにOIだけが異常発達をし続けることは、まさに価格変動の莫大な「燃料」という言い方がふさわしいたぬから。
・・・ただ、先日投稿したように、テザー建てロング(USTLONGS)の方は過去最大水準から現引きによるポジション解消がおきていて、価格への影響が出なかったぬき。
今回のUSDLONGSも、現引きで「燃料」が不発に終わる可能性もあるたぬ。
ここしばらく、あまりにも怪しげなOI動向が続いているたぬ。
こんな状況、普段は普段なら迷わず売り場を探しに行くところたぬけど、今回は裏をかかれて爆上げするか、あるいは裏の裏をかかれてやっぱり爆下げするか、そもそも現引きによって何事もなくレンジを続行するか・・・・・・なんともいえない感じたぬ。
ビットコインの奇妙なOI。現引き現渡しの連発と過去最大量のポジション
画像はBitfinexのBTCUSDのチャートたぬ。
上段が価格、下段がOI(=ポジション=建玉)の増減を表しているたぬ。
今回注目したいのはこの下段たぬ。
色ごとに、それぞれ、
青 BTCUSDLONGS
赤 BTCUSDSHORTS
水 BTCUSTLONGS
ピ BTCUSTSHORTS
さて、通常、BTCFXではポジションの解消時には反対売買が起きることになってるたぬ。
そんなわけで、大きくポジション減少が起きたときにはショートカバーやロングメイクが予期されるたぬ。
けれどもここ最近、大きなポジション減が起きているにも関わらず価格への影響力がほとんどないような取引が多発してるたぬ。
これらは、ポジションを現物取引で相殺する「現引き」「現渡し」であると思われるたぬ。
具体的には下段に描かれたピンクの矢印がUSTSHORTSの現渡し、赤がUSDSHORTSの現渡し、水色がUSDTLONGSの現引きだと思われる箇所たぬ。
確かにビットコインFXでは反対売買が普通だけども、まあ現引き現渡しだってないことではないたぬ。
だから現引き現渡し自体はそこまで目を引くものではないたぬ。
・・・環が気になっているのは、その頻度たぬ。
特にこの数日は毎日のように大規模な現引き・現渡しが起きているように見えるたぬ。
さらに注目すべきは、現引き現渡し発生前に積まれていたOIの量たぬ。
日足で見るとその異常さがよく見えるたぬ。
とりわけ数日前のUSTLONGS(テザー建てロング)は、TradingView上で確認できる限り過去最高で、今夏のプチバブル時よりも積まれていたぬき。
そしてそのほとんどが一瞬で消滅し、にも関わらずほとんど価格に影響を与えなかったぬき。
そしてその後、今度はUSTSHORTSが過去最高で、9月末の暴落前に積まれていた量の約4倍の数値となっているたぬ。
(こちらはこれを書いてる時点ではまだ価格影響も現渡しも見られないたぬ。)
最後に、最初の画像をもう一度はるたぬ。
これを見ると、どこぞの大口が「ショートを積んでは現渡し、とロングを積んでは現引き」を繰り返しているようにも見えるたぬ。
仮にそうだとして、それがどんな意図なのか。要観察アンド要考察たぬ。