【ピカ速スタディ】S&P500 ダウ 今年に入ってのCOTや建玉数をみるとやはりバブルだったようです。はい。ピカソマンです。いつもご覧いただきありがとうございます。
週末なのでスタディをひとつ提供いたします。
先ほどインディケーターとしてスクリプトを二件公開(末尾に関連アイデアとしてあり)しましたのでそれをもとにお話しします。
COT
ひとつはS&P500の先物のCOTというものです。
まず、COTとはどういうものかを説明します。
CMEで取引された先物のうち大口の取引をCFTCという監督官庁に報告する義務があるのですが、CFTCでは、取引プレイヤーの属性ごとに仕分けてそれを誰でも見られるようにデータ化して公表しています。
発表は火曜日時点のポジションを金曜日に公表するという方式です。
見るときのコツですが、どの属性のプレイヤーがどうなったら上がると下がるとという確実な法則はありませんが、丹念に見ていくと一定の傾向はあります。
それぞれがポジションをもつ目的というのは、ヘッジであったり、差益目的であったりするのですが、株価指数先物の場合は、商品先物のように単純に投機かヘッジかという区別はつきにくいです。
COTにも投機かヘッジかという分類のタイプもあるのですが、私はこちらのタイプのCOTを好んでいます。
基本的には今までと比べて極端な偏りができたときにそれを押し戻す力が働きやすくなるので市場の変化が起こりうる、というおおざっぱなとらえ方をしておくのが正解です。
何月何日に何が起こるといった正確なタイミングツールにはなりませんのでご注意ください。
OPEN INTEREST
もうひとつは OPEN INTEREST です。 これは建玉つまりは先物のポジションの残数のことです。既存の買い手と売り手を合計したものです。
先物は必ず買い手と売り手が同数いますので単純にポジションを分けて計算する意味はありません。
通常、それほど敏感に何かを察知するようなインディケーターではありませんが、目に見えるような変化があったときはよほどのことが起こっています。
ではケーススタディです。(※あくまで私の私見です。)
SPX(S&P500)の日足チャートに上記二つを載せました。
まず COT を見てみましょう。
一番上の赤のassetと下のdealerとの差がどんどん開いているいるのがわかりますでしょうか。
先物というのは買い手が増えればそれと同じ数だけ売り手役を引き受ける必要があるので必ずどちらかのポジションが膨らんでくると反対のポジションも膨らんできます。
かなり強い上昇トレンドであったため、新規の買い手に対して新規の売り手はやや渋るような状況であるためどんどん価格がつりあがっていった、しかしそれでも新規買い手が現れたため、買い手膨らみ売り手も結果的には膨らんだ形です。
このように差が大きくなってくるといつかは反対売買が起こる可能性が高まってきます。
次に OPEN INTEREST から見てみましょう。
時々グラフがスパイクしては落下しているのは限月交代がらみのものですのであまり気にしないでください。
それよりも全体的な水準で気づくことはありませんか?
よくみると2019年の水準より2020年の水準のほうが一段高くなっているのがわかります。
これは市場を直観的に観察できる状況をサポートする根拠となっています。
どういうことかというと、2019年の後半から特に株価が急上昇していますが、それは、REPOを中心としたFEDの緩和政策をもとにしたものでした。
普通であれば株価が上がりすぎると買い手はポジションを手仕舞うためポジションが膨れ上がることはないのですが、今回は、それでも買い手がついたため手仕舞うよりはやくポジションが膨らんでいったという構造が見えます。
バブルですね。
CFTCの詳細については、
www.cftc.gov
をご覧ください。
英語でわかりづらいのでいずれ私のHPにてまとめます。
Es!
S&P500 ダウ ヘッドアンドショルダー? 下に突き抜けてきましたが今後の行方は。今回はS&P500の先物を使って解説します。出来高表示の必要があるためです。oandaのS&P500より4ほど低くなっています。
前回、ヘッドアンドショルダーか?と分析しましたが、その後一度3300付近のレジスタンス(緑の囲い)に対してもう1カウントをトライしたあとにやはり下を狙ってくる形となりました。
ネットメディアによると、ウイルス関連の話題として、WHOによる緩和的な報告にて上昇し、中国の厳しめの報告で下落したとかいう話はありますが、そのへんはきっかけをつくったにすぎません。
ピンクのサポートは、27日に斜線との交点でできたサポートを延長していったものでそれほど厚いものではないとはいえ、三回目のトライでようやく破れた形となったわけです。
一方、青のサポートは昨年末から年始にかけてつくられた結構厚いサポートエリアなので、一気には超えることはできませんでした。1/31の下げがすでに2%となってしまったため、さすがにそれ以上の売り込みはなかったともいえます。
ただ、注目すべきはしっかりと斜線をわってきている点で、次は斜線がサポートではなくレジスタンスとして機能してくることで、少し戻ったあとまた落ちるといったシナリオも見えてきます。
もう一点注目すべきはNasdaq100です。
NASDAQ100は前日まで全く斜線を割る気配がなかったのですが、ついに斜線を攻めるところまで下落しています。NASDAQ100の動きが一連の流れの追認となるかどうかを見ていきたいです。
最後に注意するべきは、ヘッドアンドショルダーのようになったからといって必ずしも崩壊するわけではなく、そのためのセットアップが整ったというだけです。
前々回ぐらいでお話したと思いますが、本当に重要な局面ではどちらにも行く可能性があるというのがテクニカルを見るときの基本思考です。
このままだらだらと今のサポート帯でもみ合いまた上値を試し始めるといったシナリオもありえますので、随時分析していく必要がありますし、常にエントリー位置には気を付ける必要があります。
トレンドラインにひっかかったS&P500,ダウ SPX DJIとりあえず誰もが見るような定番のトレンドラインにひっかかった米株指数です。
ここが底だとばかりにbuy the dips の買いが積み上がり、さらにとりあえず利確しておくかとばかりに先物の売り手も利確しています。
ここからさらに下に行くのか反発するのかはま現時点ではわかりません。
しかし、単にライン上の力学だけではなく、FOMCという重要イベントが控えているためいったんたちどまったともいえます。
FOMCの発表次第では波乱が起こる可能性もあります。
「重要な局面ほどどちらにもいく可能性がある」ということは、テクニカルを見るときのの基本的思考です。
もう少し見ていけばなにかわかるかもしれません。
レンジの上端をショート?トレーディングが追い付かないので簡素に書くことをお許しください。
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2800.0がレジスタンスラインとして機能したと判断したとき、ショートエントリーをします。
第1リミットはMPP(R1)の上
第2リミットはWePP(S2)の上
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-------------------------<凡例>-------------------------
茶太線:Yearly Pivot Points(本文中ではYPP)
水色太線:Monthly Pivot Points(本文中ではMPP)
緑細線:Weekly Pivot Points(本文中ではWPP)
藍太線:週足・月足で見た水平線・トレンドライン
藍細線:日足・4時間足で見た水平線・トレンドライン
藍太点線:ラウンドナンバー・ダブルゼロ・大台・キリ番(人によって呼び方は違いますが・・・)
赤太線:信用していない水平線・トレンドライン
赤曲線:EMA20close
藍曲線:EMA200close
緑曲線:EMA800close
黒曲線:EMA1600close
バツ:機能していない可能性があるライン
-------------------------<凡例>-------------------------
アップトレンドは終了か?2900.0を目指す動きをしたのは5か月前の話となりました。
現在は、日足で見ると2800.0が強いレジスタンスとして機能して、アップトレンド持続を阻んでいることが分かります。
日足
私は、既にこの銘柄はアップトレンドと考えないものとしています。
とは言え、直近はダブルゼロ2700.0からのサポートを使った取引を考えることになりそうです。
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1)ダブルゼロ2700.0が機能したと判断した
ロング。
第1リミットは水平線2738.6より下。
第2リミットはWePP(P)2756.0の下。
2)ダブルゼロ2700.0が機能したと判断できない
ダブルゼロ2700.0の下にはMPP(P)2678.0がありますので、ショートは考えません。観察します。
最後に、週末と月末が近づいているため、WePPとMPPが月曜日に更新されます。
柔軟な対応が必要です。
困難と感じる場合はエントリーしないのも良い選択です。
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-------------------------<凡例>-------------------------
茶太線:Yearly Pivot Points(本文中ではYPP)
水色太線:Monthly Pivot Points(本文中ではMPP)
緑細線:Weekly Pivot Points(本文中ではWPP)
藍太線:週足・月足で見た水平線・トレンドライン
藍細線:日足・4時間足で見た水平線・トレンドライン
藍太点線:ダブルゼロ・大台・キリ番(人によって呼び方は違いますが・・・)
赤曲線:EMA20close
藍曲線:EMA200close
緑曲線:EMA800close
黒曲線:EMA1600close
バツ:機能していない可能性があるライン
-------------------------<凡例>-------------------------