JXY
【JXY/円インデックス】円インデックス、投機筋ポジション推移から見る円安方向継続の可能性先週は下げ相場となったドル円。
今後の展開が注目されるところですが、円インデックスとドル円の週足は共に200週移動平均線がサポート・レジスタンスされる形で引けており、円安が継続する可能性を見ています。
まずは円インデックスの週足から振り返ります。
円インデックスの週足は、ローソク足が月足レベルで引ける上昇チャネル下限及び200SMAでレジスタンスされる形で終了。
前回円インデックス投稿ではこの月足チャネルで反転しての円高の可能性を見ていましたが、このような形となってしまってはここから切り返す可能性は低そうです。
このままチャネル下限で上値が抑えられれば、チャート上の次の目安である、昨年コロナショック時につけた89.0水準を目指して円安傾向が進む可能性の方が高いと言えるでしょう。
円インデックス週足
続いてドル円の週足です。
先週1週間は下げ相場となりましたが、こちらも週足レベルで見ると200週移動平均線(パープル)で下ヒゲをつけて支えられる形となって終了しています。
週明けにもうひと下げして赤のトライアングル上限まで押す可能性に留意しつつも、200週MAがサポートに転換して再度上昇していく方向をメインのシナリオとして見ています。
チャート株に表示しているのはCFTCによる投機筋のポジション推移です。
緑が買い、売りが紫、青がネットポジションとなっており、投機筋は4週連続での売り越しになっています。
この点からもまだ円売りポジションが積み上がっていく可能性は見ておいた方が良さそうです。
【JXY/円インデックス🇯🇵¥】相場分析20210324 円高フェーズ到来か?円インデックスを見てみよう ドル単体の強さを表す指標としてドルインデックスは有名ですが、通貨ごとに同様のインデックスがあることを知っていますか?
TradingViewでは円インデックスやユーロインデックス、ポンドインデックスなど主要7通貨(ドル、円、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン、カナダドル)のインデックスを見ることができます。
今回は円インデックスを見てみます。
今週に入ってからクロス円が大きく下落するなど、年明け以降の円安一辺倒の局面から転換してきました。
背景には米国長期金利上昇によるインフレ懸念から株安が誘発され、リスクオフの流れを受けて円とドルが買われる形となったようですが、円インデックスのチャート的にも節目を迎えていたことがわかります。
月足
こちらは円インデックスの月足チャートです。
過去5-6年に渡って効いているブラックチャネルの下限に差し掛かっていることがわかります。
週足
続いて週足です。
2021年初から円安が続き円インデックスも急落していることがわかります。
一方、現在の価格の位置にはちょうど200SMA(パープル)もチャネル下限に重なる位置に存在し、チャネル下限と合わせてサポートとして機能する可能性、すなわち円高方向へ転換してくる可能性は十分考えられそうです。
日足
最後に日足を見てみます。
年初からの下落でオレンジの5波動形成を見ることができます。
そしてチャネル下限からの反発が、今週に入ってからのクロス円の下落と同じタイミングで起きています。
価格が月足、週足の節目となるラインに存在するというのは上記の通りですが、波動の観点からも5波動下降が確認できることから、今後は赤で示したような調整の上昇波動が形成され、円高局面へ転換していく可能性が高まっているというのは意識しておいた方が良さそうです。
ドル安・円安の進行でクロス円通貨に妙味かドルインデックスに見られる58営業日のサイクルで、本日が新しいサイクルの起点となる可能性があります。
このあと予定されているFOMCがトリガーになったトレンドの発生というシナリオが無難でしょう。
STD-ADX TradeSignal(開発中のTypeMを表示)では売りシグナルが点灯していますから、ドル安トレンドを想定します。
円インデックスも同様に売りトレンドが示唆されています。
つまり、ドル安、円安の進行、株高も進行していますので、典型的なリスクオンの動きと考えられます。
米ドル/円の取引は難しい局面が続きそうですが、クロス円にとってはダブルでフェイバーな環境となるでしょう。
ただし、新興国、資源国は利上げによってファンダメンタルズ環境が悪化することになりますので、深追いは厳禁、評価損があればポジション解消のタイミングを伺う局面と見るのが良いでしょう。