【日経225】1000円を超える下落のインパクトを、対数を使って検証する本日(2021/2/26)の日経225の下げ幅は1000円超であったが、それが過去の上下幅と比べてインパクトがあるものなのかを検証してみたい。
ログスケール(対数)の特徴
今回はログスケールを使用している。
ログスケールを使えば10円→100円への変化と100円から1000円への変化が同じ幅で表すことができる。
よって
絶対的な値の大きさでなく、相対的価格変化が測りやすい特徴がある。
今回の検証期間
バブル崩壊後の最安値をつけた、リーマンショック後の2009年2月(7000円台)を起点として2021年2月現在を対象期間とする。
ログスケールからみえる結論と課題
結論
図を見ると本日(2021/2/26)の日経225の下げ幅は過去の価格変動の中ではそれほど大きなものではないと感じてもらえるだろう。
例えば
・2013年5月から6月への下げからの調整局面
・2015年から2016年にかけてのチャイナショック時の下げ
・2018年年初の下げ
・2018年10月から年末にかけての下げ
・2020年3月におけるコロナショックでの下げ
などと比較してみると分かりやすいだろう。
価格が高値圏に入るとそれだけ絶対的な調整幅も大きくなる。
確かに絶対的な数値はマーケット心理に大きな影響を与えることも事実ではあるが、それのみをもって現在のマーケットを評価するのは早計である。
常に冷静さを保ち、リスクマネジメントの観点からも色んな角度からマーケットをみていくことを心掛けたいものである。
課題
対数からみたマーケットの現状の下げ幅は上記の通りではあるが、
一方で2020年10月末からは、過去にない急ピッチでの上昇となっていることも忘れてはいけない。
マーケットではトレンドは永久には続かない。常に数パターンのシナリオを想定しておく必要がある。
今回の下げで考えると
・急ピッチでの上昇の中での、一時的な下げに過ぎないかもしれない
・上昇過程での調整局面かもしれない
・下落トレンドへの始まりかもしれない
というようなパターンを想定しておくと冷静に対応できるだろう。
Logscale
仮想通貨第2位リップル(XRP)の暴騰シナリオはいくつ作っても終わりがない。行きは良い良い、帰りは怖い。
いつでも安くて、買い時はたくさんあれど、
XRPは売り場を読むのが非常に難しい仮想通貨(暗号資産)です。
「MOONするのだから、上がった時までほったらかしにしておけばいい」
というのは間違っています。
というのも、上げる期間はたったの1週間から4週間。
それ以上の暴騰はこれまでに例がありません。
また、いくら上げるのか。
これもまた難しいのです。
したがって、普段からMOONした時のことを想定して、
様々なシナリオを立てて柔軟性の高い出口対策を取っておくことは大切です。
=====
今回提示するチャートはログスケール(対数)で表示させたチャートです。
※対数表示のチャートの場合、
制作通りにチャートが反映されていないことがありますので、
こちらにスクリーンショットを貼っておきます。
これにギャンスクエアを当てると、
ことごとく最高値がアークによって跳ね返されていることがわかります。
これまでの予測では今週、来週にCフォークの上げサインが見えるわけですが、
もし、ヨコヨコが続き上げるのが遅くなればなるほど、
アークの天井が低くなることがわかります。
一方で、チャートがアークを飛び出す2020年までヨコヨコが続くならば、激しい上昇も予測できます。
これらは、あくまでもまだ熟成していないアイデアですが、
これを元にして、より精錬された予測を出せる方が入ればどうぞご活用ください。
それでは、また!