ETH主導による強いBTCが戻ってきているビットコインは戻りで44000$前後の動き、Bドミナンスを回復させながら上値を追う展開が続く
VPVR(可視範囲出来高)を見ても、すでに出来高の薄いゾーンに踏み入れおり、抵抗線となりそうな位置を探すのは難しい状況となる
イーサリアム主導の相場となっており、動きに翻弄される部分はあるが、ETHもすでに軽いゾーンへ入っておりレジスタンスを探すのが難しい
高値からの戻りを売るトレードがしたくなるが、ここは相場に忠実に押し目からの買い場を探るのがセオリーと感じる
一気に戻し過ぎると反動で急落があり冷や冷やさせられるが、レバレッジ管理を徹底しつつ、押し目は拾っていくスタイルとなりそう
サポートはひとまず41000$前後を見つつ最深部で37000$前後までと予想したい、このあたりは押してきてもおかしくないと感じるが、本格的に売りを考えるのは少なくとも1時間足で崩れてきたのを確認してからでも遅くないか、ETHの動きと合わせて短期の売り場があれば狙ってはみたい
Vpvr
BTC/USD 4時間 価格帯別出来高の薄いゾーンに踏み込んでいるビットコインは30000$前後の攻防をするも上値は重たい展開が続く
30000$より下はVPVR(価格帯別出来高)も薄く、駆け抜ける動きを視野にいれつつ今後の動きを見ていきたい
31000$を第1レジ、32000$前後を第2レジとして見ていきたいが、31000$後半は相当重たくなってくると思う
ロングは32000$を明確に抜けて足場を固めるまでは封印しつつ、戻り売りに照準を合わせていきたい
サポートは非常に難しいが、上げ初めの起点ともなる20000$前後は強いサポートを期待、30000$を割った後の走るような動きでロングを狙いつつ、20000$までは見ていきたい
【コラム】出来高プロファイルを使ったトレード手法今回の投稿ではTradingViewのビルトインインジケーターである出来高プロファイルを使ったトレード手法について紹介したいと思います。
TradingViewを使っているけれど出来高プロファイルは見たことがないという方は参考にしてみてください。
チャートの見方が変わるかもしれません。
出来高プロファイルにはいくつか種類がありますが、今回用いるのは価格帯別出来高というインジケーターです。
早速チャートを見ていきましょう。
以下のチャートはユーロドルの2021年2月5日から2月26日にかけての4時間足チャートです。
直近3週間ほど上昇が続いています。
ここに価格帯別出来高を表示します。
画面右端に表示されているバーが、価格帯ごとの出来高です。
緑が買い、赤が売りを示していて、それぞれの価格帯でどの程度の取引があったのかを示しています。
赤の水平線はPOC(ポイントオブコントロール)と言って、表示しているチャートの枠内で最も取引があった価格帯を表します。
今回はこのPOCをどうトレードに活かすか、その活用方法の一つを紹介します。
先ほどのチャートにコメントを追加しました。
現在が一番右のローソク足だとしましょう。
赤のゾーンで買った人たちは残念ながら含み損になっています。
このままレートが下落していくとどうなるでしょうか?
泣く泣くポジションを手放すか、もしくは証拠金不足で強制的にロスカットになるかもしれません。
何れにせよ赤のゾーンで買った人たちの決済売りが発動することが想定されます。
実際のチャートの動きを見てみましょう。赤のPOCラインに注目してください。
大陰線を伴った下落になっています。
それまで3週間近くは上げていたのにもかかわらずこの急落なので、
上で述べたように赤のゾーンで買った人たちのポジションは決済され大きな下落の元になったと言えるでしょう。
さて、赤のゾーンで買った人たちの全員がこの下落で損切りとなるでしょうか?
ストップロス(SL)を置いている人であればそうでしょうが、中にはSLを置かないで気がついたら大きく下落していた、というトレーダーもいることでしょう。もちろん僕もそんな経験をしたことのあるうちの一人です。
この後どうなるか、もう少しチャートを進めてみます。
少し戻してきましたね。
ここで先ほど登場した最初の下落で損切りできなかったトレーダーがどういう行動に出てくるか考えてみましょう。
彼らは当初より価格が戻してきたことに安堵します。
ですがそれでもまだ含み損です。
損切りするのであれば少しでも戻したところで切りたい。
そういった意思が働き、上がってくるのを待って決済します。
次のチャートを見てみましょう。
赤のライン近くまで戻ってきたところで再び下落していますね。
しかも、今度は最初の下落より更に大きい下落です。
これは最初の下落で損切りできなかったトレーダーの決済に加え、最初の下落を見て新規で売りを仕掛けてくるトレーダーたちの二つの売りが重なるため大きく落ちやすいポイントです。
話を赤のラインPOCに戻します。
POCというのは今表示しているチャートの枠内で最も取引があった価格帯のことでしたね。
であればこのラインを割ってくれば、それだけ多くの含み損ポジションが損切りさせられる可能性が多くなるライン、と見ることができます。
今回紹介したPOCの使い方は一つの例ですが、このラインを割ったらもしかしたら大きく下げるかも、といったように相場のいろいろな価格帯で売り買いをしたトレーダー達の心理を読むのに一役買ってくれる情報と言えるでしょう。
現在のところ出来高プロファイルは有料プランでのみ使用可能なインジケーターですが、非常にユニークかつ相場を見る上で助けになる良いツールだと思います。