BTCUSD先週は27752ドルで大口はロングとショートを増加、小口はショートを増加させているため、前述した通り、大口はロングは含み損、ショートは小口も大口も含み益となっており、$27750~29030では大口と小口のロング平均も位置していることから、ここまで上昇すると「やれやれ売り」により上値は重くなりそうです。逆に、ここを勢いよく上抜けると小口と大口のショートのロスカットが入って一気に上昇する可能性があります。小口も大口もショートを行っており、ここを上回っているうちはショートカバーで上昇しやすいが結果的に大陽線で一旦は反発しました。大陽線で上昇したということは一部のショートポジションがロスカットにかかって上昇した可能性が高いので、買い戻せるショートがそこまで残ってない可能性があります。仮にまだショートが残っていたとしても、一部はロスカットにかかって処分されている可能性が高いため、この反発ほど大きなものには繋がりにくいように見えます。逆を言えば、先週はショートカバーで反発上昇する余地がありましたが、それが処分されているのであれば、26057ドルのサポートは先週よりも弱くなっていると見るべきではないでしょうか。
しばらくは23690~25660ドルと27750~29030ドルのレンジになる可能性があり、米株にあまり大きな動きがなければ26775~27155ドルと23690~25660ドルでのレンジとなる可能性が高いと見ています。現在は短期的に見るとエリオット5波目を形成中にも見えるため、買いを検討するのであれば、このウェッジの下限近辺に引き付けて下値が固いようであれば買いを検討するのが無難そうです。この近辺では週足50SMA、日足365SMAもあるためサポートも入りやすそうなので、ウェッジとこれらがぶつかるところまで下落してサポートされると比較的買いやすそうです。