S&P500先物、下降トライアングルを上抜け上昇今週の振り返り
今週は高値切り下げ・安値切り下げでしたが上昇となりました。1月13日(月)には前日の安値を下回りましたが、反発して週末まで上昇を継続しましました。
安値は下降トライアングルの下のライン(白)と、出来高が多い価格帯のボックスゾーン(黄色・上段)を若干下回りましたが、そこでストップしました。1月13日(月)は長めの下ヒゲとなり、反発を示唆しました。
反発後は上昇を続け主要な出来高加重移動平均線を上回りました。再び75日出来高加重移動平均線の上に戻ってきたことはポジティブです。75日出来高加重移動平均線が下向きにならずまた上向きになっていることも良かったですね。
先週末時点では上昇シナリオを「反発するなら、高値を結ぶ右肩下がりのトレンドライン(白)を目指す動き。このトレンドラインを上抜くか、反転して下落かを確認したいですね」と書きました。1月17日(金)にはこの下降トライアングルの上のライン(白)を上抜けたことで、上昇トレンド回帰を示唆しています。
しかし、前週の高値には届いておらず高値切り下げとなっていること、大統領就任式が次週あることから、次週の値動きに注目です。1月6日高値を上抜けるのが最低限の条件。
フィボナッチ78.6%を12月26日に否定されて形成している下降トライアングルなので、本命はフィボナッチ78.6%を上抜けることでしょう。短期トレード的にはそこまで待てずすでにインしてる人も多いと思います。フィボナッチ78.6%を再度否定されずに上抜けて上昇で1月を締めくくってほしいところ。
次週のシナリオ
①上昇する場合
トレンドラインを上抜け継続できるなら、フィボナッチ78.6%が次の目標ライン。
フィボナッチ78.6%を上抜ければ最高値に向けて上昇か。
②下落する場合
下降トライアングルの上のラインを下抜けしてトライアングルに戻るかどうか。まずはフィボナッチ38.2%で止まるか確認でしょう。
フィボナッチ38.2%を下回る場合は、黄色のボックスゾーン上段が再度サポートゾーンとして機能するか見るポイント。